FC2ブログ
引田漁業協同組合が全力でお届けしています。
命をいただく
CIMG3347_convert_20180812084245.jpg

美味しくいただく準備が整ったところで、

ようやく「アッコ(キジハタ)」の出番となりました。

水槽から取り出しまして、右向きに寝かせたところで、

〆包丁を握りなおして、

躊躇することなく

エラブタのところから刃を差し込みまして、

背骨の上部分に刃先が当たりましたら、

そのまま体重をかけてグッと押し込む。

硬い背骨をグチッと分断した手応えがあったら活き〆成功。

すぐさま用意した「氷水」へと入れまして、

魚体が完全に冷えるのを待つわけでございます。

CIMG3353_convert_20180812084338.jpg

このとき氷水の中で血抜きも同時進行しておりますので、

慌てず騒がず、じっと待つ。

そろそろ芯まで冷え切ったころかな。

ちなみに、氷水で冷やす時間は、

魚の大きさによって長かったり短かったりいたしますが、

重要なのは完全に冷やし切ってしまうコト。

冷やし過ぎると「硬直」が早く始まる場合もありますが、

それでも「冷やし」が中途半端になってしまうよりはマシ。

充分に時間をとりまして完全に体全体が冷え切ったところで、

いよいよアッコを取り出し、

さばいていくことにいたしましょう。

CIMG6224_convert_20180812084635.jpg


農林水産業 ブログランキングへ
スポンサーサイト
そして美味しくいただくために
CIMG3340_convert_20180806173307.jpg

魚を美味しくいただくためには、ある程度の準備が必要。

なかでも重要なのが「氷」

もっと正確に言うと「氷水」

さらに細かく申しますと「海水」に「氷」を入れて作った「氷水」

魚を美味しくいただくためには、

〆た魚体をすぐさまこの「氷水」に入れて冷やすこと。

これこそが最も重要であるといってもいいかもしれません。

その昔、漁師さんに聞いた話ですが、

釣った魚を「網」に入れて一時的に活かしておくよりも、

すぐ活き〆して氷水に入れる方が鮮度がいい場合があるんですって。

といいますのも、水温が高い時期であったり、

網が小さすぎて魚が身動きできなくなっていたりすると、

生きながらにして身が傷んでしまうコトもあるのだとか。

それならば、すぐさま活き〆にして、

氷水で冷やしておく方が美味しく食べられるというわけなんですね。

余談になりましたが、活き〆の重要性が分かったところで、

今回まず準備するのはコチラ。

海水の中に砕いた万年氷を入れて作った「氷水」

よーく混ぜ混ぜして、キンキンに冷やした状態にしておきます。

そして次に準備するのが「〆包丁」

刃は短く厚め。

魚を〆るために作られた特殊な形をした包丁ですね。

ご家庭の場合だと出刃包丁でも大丈夫なのかな。

とにかくコレをよく水洗いしたところで、

ようやく「アッコ」の出番とあいなるわけでございます。

CIMG3356_convert_20180806173341.jpg


農林水産業 ブログランキングへ
準備が大事
CIMG3334_convert_20180806173209.jpg

ハンマー職人が砕き剥がしてくれた冷凍室の万年氷。

アッコを冷やすのにありがたく使わせていただくことにして、

引っ張り出そうとすると、ぐぬぬぬぬ。

フチが引っかかって出てこない。

それでも、角度を変えて、斜めにしたりと、

いろいろ試してみた結果、

なんとかそのまま取り出すことに成功いたしました。

ワー!ワー!ワー!ワー!

これで、アッコは冷やせるし、

冷凍室の収納スペースも増えたし一石二鳥。

CIMG3336_convert_20180806173237.jpg

さてここからは「テカギ」の出番。

この一枚板のような万年氷を砕いてやる必要がありますからね。

狭い箇所での使用には少々問題がございましたが、

今度は場所を市場に移して、

さあ、この広々とした空間で、

今度こそ、その性能をいかんなく発揮していただきましょう。

おおきく振りかぶって、せーのッ!!

ドーン!!

パラパラパラパラパラ。

はい、氷が一撃で粉砕されましたね。

これぞ、市場の最強道具「テカギ」の実力。

こうして、アッコを美味しく食べるための準備が、

今まさに整いつつあるわけでございます。

CIMG3337_convert_20180806173251.jpg


農林水産業 ブログランキングへ
万年氷砕ける
CIMG3326_convert_20180806173120.jpg

ズガン!!!

一撃目の攻撃はかろうじて跳ね返したものの、

ズガン!!!ズガン!!!

金槌と千枚通しの連続攻撃の前に、

さしもの万年氷もミシミシと悲鳴をあげる。

千枚通しを打ち込む箇所を巧みに変えて、

急所を的確に狙い撃つ通りすがりのハンマー職人。

ズガン!!!ズガン!!!

真ん中から、右から、そして左から。

ズガン!!!ズガン!!!

そして今度は角度を変えて。

CIMG3329_convert_20180806173138.jpg

引田漁協の冷凍室で、

その圧倒的な硬さを武器に、

長きにわたり貴重な空間を占拠し続けてきた万年氷も、

ついに年貢の納めどき。

職人の繰り出す精度の高い的確な攻撃の前に、

完全粉砕はかろうじてまぬがれているものの、

じわじわと周囲から崩しはがされ、

ついに最後の時を迎えるわけでございます。

バギッ!!!

・・・・・。

やった、やりましたね。

完全に引き剥がされた状態の万年氷。

少々手間取りましたが、

こうして「アッコ」を冷やすための氷を手に入れたわけでございます。

CIMG3331_convert_20180806173155.jpg


農林水産業 ブログランキングへ
通りすがりの
CIMG3318_convert_20180806172928.jpg

冷蔵庫の万年氷をテカギで打ち砕く作戦。

しかし、狭い範囲を狙って打ちつけるのが困難で、

手元が狂うのを恐れて、

どうしても全力でいくのを躊躇してしまう。

その結果、氷はまったく粉砕されずに、

何度挑戦しても、

小さなカケラがパラパラと飛び散るだけ。

ムムムムム。

冷蔵庫の前で困り果てておりますと、

たまたまですね、

金槌と千枚通し的なモノを手にした、

通りすがりの方が現れまして、

チカラを貸してくださることに。

CIMG3323_convert_20180806173024.jpg

今度はですね、

万年氷に千枚通しの先端をあてがい、

そこを狙って金槌を打ちつける作戦。

たしかにこれなら、

大きく狙いを外して、

冷蔵庫の棚部分を破壊する恐れがありませんから、

全力でいくことができますもんね。

これは期待できそう。

いけー!いけー!がんばれー!!

万年氷を打ち砕け!!

「どぉりゃあああああああ!!!」

その第一撃目が、

今まさに力強く打ちつけられようとしているわけでございます。

CIMG3324_convert_20180806173036.jpg


農林水産業 ブログランキングへ
ガッチンガッチン
CIMG3318_convert_20180806172928.jpg

すべてのパワーをテカギに込めて、

この一撃を受けてみよ!!!

ガッチーンと食い込んだテカギの先端。

しかしながら、亀裂すら発生せずに、

細かい氷がパラパラッと弾け飛んだだけ。

ならば、さらなるチカラを込めて!!

渾身の一撃を!!

ガッチン!!

うぬぬぬぬぬ!!

ガッチンガッチン!!

ガッチンガッチン!!!

ガッチンガッチン!!!!

CIMG3322_convert_20180807182212.jpg

ぐぬぬぬぬ。

でも、ホラ。

言い訳をさせていただきますと、ホラ。

全力が出せないんですよね。

といいますのも、

狙いが狂って冷蔵庫の他の部分にあたると壊れちゃうじゃないですか。

そうなると、あとあと問題になってまいりますので、

どうしてもパワーは抑え気味にならざるを得ない。

そう、コントロール重視でいくから、万年氷に歯が立たない。

テカギの破壊力を最大限引き出せていないから、

何度打ちつけてみても、

テカギの先がわずかに氷に食い込むだけで、

破砕にまではいたらないんですよねぇ。

こいつは手強いですよ。

CIMG3321_convert_20180807182043.jpg


農林水産業 ブログランキングへ
万年氷VSテカギ
CIMG3317_convert_20180806172858.jpg

テカギを入手し再び事務所へと戻ってまいりました。

これさえあれば冷蔵庫の万年氷も砕けるハズ。

テカギに砕けぬモノはなし。

冷蔵庫の最上部の扉を開けると、

出ました「万年氷」

長きにわたり、霜が固まり、

それが幾重にも積み重なって、

この場所に堅固な氷塊を作り上げたわけですが、

その運命も、もはやこれまで。

テカギの前に敵はなし。

CIMG3311_convert_20180806172940.jpg

狙いをはずさぬよう集中力を高めてから、

テカギを大きく振りかぶって、

うおぉぉぉぉぉぉおおぉぉぉぉぉおおおぉぉおおお!!

ぐおぉぉぉぉぉぉおおぉぉぉぉぉおおおぉぉおおお!!

むおぉぉぉぉぉぉおおぉぉぉぉぉおおおぉぉおおお!!

燃え上がれ漁協魂ッ!!

すべてのパワーをテカギの先端に!!!

この一撃を受けてみよ!!!

目にも止まらぬスピードで、

降りおろしたテカギの先端が、

万年氷にガッチーン!!!

と食い込んだところで、

次回へと続くわけでございます。

CIMG3320_convert_20180806173003.jpg


農林水産業 ブログランキングへ
最強道具
CIMG3312_convert_20180806172809.jpg

いただいたアッコを美味しくいただくためには、

〆た後に魚体を冷やす氷が必要。

そして冷凍室にあるのは誰にも砕けぬ万年氷のみ。

以前、どんな道具を手に挑んだかはすでに記憶にございませんが、

あまりの硬さの前に、

あっけなく敗北を喫した記憶は鮮明に残っているわけで、

それでもこの万年氷を砕く以外に道はなし。

高級魚「アッコ」のために、なにがなんでも砕いてみせる。

意気込んで向かった先は市場の一室。

よし、これなら。

CIMG3313_convert_20180806172822.jpg

秘密部屋の壁にひっかけてあるのは、そう。

「テカギ」

魚を〆たりするときに使うアイテムですね。

市場の最強道具でもあるこのテカギを使えば、

万年氷も一撃なんじゃないかなぁ。

ま、一撃は言い過ぎとしても、

七撃、八撃くらいで、

それが無理なら百撃くらいくらわせば、

さすがの万年氷も割れるハズ。

テカギに砕けぬものはなし。

最強道具をぐっと握りしめ、

鼻息も荒く、再び冷蔵庫前へと向かうわけでございます。

CIMG3316_convert_20180806172844.jpg


農林水産業 ブログランキングへ
慌てず騒がず
CIMG3307_convert_20180806172734.jpg

試食用に「アッコ(キジハタ)」を手に入れたワタクシ。

なかなか食べられぬ高級魚ですから、

ワー!ワー!ワー!ワー!

とか、はしゃぎにはしゃいで、

すぐさま活き〆して料理を開始したいところですが、

まずはいったん深呼吸。

美味しく食べるには、それなりの準備が必要ですからね。

慌てず騒がず、何が必要かを考える。

うん、氷だな。

〆たアッコを冷やす氷が必要。

冷蔵庫の冷凍室を開けてみると、ムムム。

氷がない。

氷がなければアッコを冷やせない。

冷やせなければ鮮度を保てない。

保てなければ美味しくいただけない。

・・・・どうしよう。

そうだ。

コレ使えるんじゃないかな。

コレコレ。

冷凍庫の下のトコロ。

十数年のあいだに凍り付いた霜が積み重なって、

ガチガチに固まった万年氷。

その昔、粉砕を試みたことがあったのですが、

まったく歯が立たず、

あまりの硬さに敗北を喫した記憶がございます。

でも、今回はいけるんじゃないかなぁ。

何かいろいろ道具を使えば。

そうだ、アレでいけるんじゃないかな。

続く。

CIMG3309_convert_20180806172753.jpg


農林水産業 ブログランキングへ
高級魚
CIMG3276_convert_20180806174118.jpg

引田漁協魚市場より「アッコ」

アコウと呼ばれることもあるみたいですが、

標準和名は「キジハタ」ですね。

赤褐色に橙色の点々模様が特徴の高級魚。

値段が値段だけに、

気軽に買って食べてみる、

というわけにはまいりませんので、

今回は試食はナシで。

と、思っていたらですね、

なんということでしょう!!

「アッコ食べてみ」(販売部Kさん談)

エーッ!!!

いいんですかぁーッ!!!

たまたま偶然このタイミングで、

水槽の底から浮かび上がってきた、

少しばかり元気じゃないアッコがいまして、

これなら試食してかまわないとのお許しをいただきました。

おなかを上にしてプカプカ浮いているのですが、

バッチリ生きておりますので大丈夫。

アッコは鍋が美味しいと聞いておりますが、

この時期、熱いのは避けたいところ。

そうだなぁ、よし。

せっかくですから今回はこのアッコ(キジハタ)を、

お刺身でいただいてみたいと思います。

CIMG3302_convert_20180806172700.jpg


農林水産業 ブログランキングへ