
今日の朝市。
雨と風の影響を受けて、
市場に並んだ魚はかなり少なめ。
スズキが1箱。
マダイが3箱。
それにナマコが少しだけ。
ですので、時間になりましても、
魚の箱数より仲買人さんのほうが多いような状態で、
一瞬にしてセリ終了。
ちなみに、このあとですね、
養殖漁場の「ボンデン入れ」も予定されておりまして、
せっかくなので、
その活動の様子をご紹介させていただこうと、
そう考えていたわけなのですが、
「今日は無理、月曜日やな」
悪天候のためそちらも延期となるわけでございます。


農林水産業 ブログランキングへ
スポンサーサイト

引田漁協魚市場より「マダイ」
活き締めして市場に並べられた天然のマダイ。
マダイの色は美しく、
明るめの赤っぽいピンク色をしておりまして、
所々に美しいブルーが入っていたりするんですよね。
目の上の部分などもそうですが、
背中のあたりにも、
美しく輝く水色の点々がポツポツと。
ピンクとブルー。
この色彩がマダイの特徴。
光の加減によってはゴールドにも見えなくもない、
魚の王様「マダイ」
とっても美味しいお魚なので、
ぜひ、食べてみてくださいね。



農林水産業 ブログランキングへ

「またや!」
市場に響く販売部Kさんの声。
「また、やっとる!」
見ればカゴの中のアカガイのひとつが、
大きく口を開けている。
もちろん中身は空っぽ。
「また、やっただろ」
当然のように真っ先にワタクシが疑われるわけですが、
今回はアカガイを計量した覚えなし。

しかしながら、泥も入っていない殻だけの貝だと、
チェックや計量のさいに口がパカッと開いてしまいますので、
簡単にみつけることができるはず。
そこをすり抜けたとなると、
内部から殻を閉じていた「ナニモノ」かの存在が疑われるわけですが、
「かわりにイイダコが出てきとる」
見るとカゴの隅で身をひそめるイイダコ発見。
「また、やってくれたな」
というわけで、このイイダコのせいで、
今回もワタクシが疑われているという状況なんですよね。



農林水産業 ブログランキングへ

ニベの胸ビレの裏側についていた「寄生虫」を発見。
いくつものするどいカギ爪で、
ヒレの裏側にガシッとしがみつき、
体液をチューチューと吸うタイプ。
魚には多少のダメージがあるかもしれませんが、
人に害のあるタイプではないので、
それほど気にせずとも大丈夫。
体内に潜むミミズタイプとは違って、
体表にくっつく昆虫っぽいタイプですので、
見つけやすいし、
うっかり食べたりすることもないでしょうからね。
寄生虫の名についてはちょっと詳しくないのですが、
おそらくは「ウオノコバン」とかそんなヤツ。
ヒレの裏側に張り付くのは、
魚の泳ぐ水圧で剥がされたりしないよう、
身を守っているんでしょうねぇ、きっと。



農林水産業 ブログランキングへ

引田漁協魚市場より「ニベ」
標準和名は「コイチ」なのかな。
そのあたりよく分かりませんが、
とにかくこちらでの呼び名は「ニベ」
そしてニベといいますと、
「ついている」ことがあるんですよね。
チェックするポイントはヒレのところ。
胸ビレだったり腹ビレだったり、
尾ビレの可能性もゼロではないのかな?
スズキなんかだと尾ビレについていたりしますからね。
というわけでホラ。
見つけましたよ。
胸ビレのところ。
ヒレの内側に隠れるようにして、
くっついているのが見えますでしょうか。
胸ビレのむこうから、
ちょっとだけ顔をのぞかせている、
こちらが「寄生虫」なんですよね。

続く。


農林水産業 ブログランキングへ