
というわけで引田漁協の市場では人気がなく、
セリ終わりの市場に残されてしまうことになった、
重量11.8キロの「ツバクロエイ」
行き先も売り先もなく、
最終手段として他の市場へと出荷して、
ダメもとで売ってもらうといいますか、
売れるかどうかを試してみたわけですが、
その結果が出たようで、
電話で連絡が入ったようなんですよね。
「売れたって!」(販売部Kさん談)
価格については高いとか安いとか、
いろいろと感じる部分はあるかもしれませんが、
とにかく今回は「売れた」ということですので、
「ツバクロエイ」にも、それなりのといいますか、
最低限の需要はあるのかもしれませんね。


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というわけで、
人気と需要がなくって市場に置き去りにされた「ツバクロエイ」
その処理をどうするかということで話し合った結果、
販売部Kさんが他の市場に連絡してみてくれることになりました。
「そっちはツバクロ売れる?」
「いやぁ、無理や」
スマホから漏れ聞こえてくるやり取りを聞いておりますと、
どうやらそちらの線も難航しているようですが、
とりあえず送るので実験的に売ってみてほしいと、
なかば強引に話をまとめてくれまして、
エイの箱詰め作業に取り掛かります。
ですが、なかなかツバクロエイにぴったりの箱が見つからない。
木箱には入りきらず、
他の発泡スチロール箱も、
長さが足りなかったり幅が足りなかったり。

ああでもないこうでもないと、
向きを変えたり箱を変えたりしながら、
ツバクロエイとの格闘はいつまでも続くわけでございます。



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朝の市場のセリ終わり。
床に置き残されている大きめの物体は、
「エイ」ですよねコレ。

「食べたら旨いんやと」
なんでもですね、
アカエイよりも美味しいということで、
朝の市場に持ち込まれたようなのですが、
見慣れた種類ではないため、
取引されることなくこうして床に残された、
ということみたいなんですよね。

よく見てみると、こちらのエイは、
過去に何度か紹介させていただいたこともある「ツバクロエイ」
たしかにアカエイと違って、
引田の市場には並ぶことのない種類ですもんね。

とりあえずカメラを構えて撮影しまして、

さあ、このあとどうしましょうかという流れになるのですが、
食べるのもアレですし、
かといって捨てるわけにもいかないし、
どこか買い取ってくれるところとかないんですか?
というようなやり取りがあった後、
販売部Kさんが「ダメもとでとりあえず」ということで、
他の市場に連絡を取ってくれることになったわけでございます。



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引田漁協魚市場より「アジ」
出荷のためにみんなでアジを箱詰めしておりますと、
最後の一箱に満たず半端になった分をですね、
「おかずにせぇ」
と、いただいちゃったんですよね。

せっかくなので、仕事終わりに持って帰りまして料理することに。
ちなみにですね、
アジの食べ方といえば色々ありますが、
鮮度のよいアジは刺身が美味しいんですよね。
というわけで、今回は刺身に決定。

鮮度がホント完璧ですからね。
刺身にしないともったいない。
手間はかかりますが、1尾ずつ、
頭を落として内臓をとり除き3枚におろす。
肋骨の部分もきちんとそぎ取る。
そんでもって、皮を指で引っ張りながらはがせば、
片身をひと切れとした刺身の完成。
サイズの関係で、それほど大きいものでなければ、
小骨も気にせず食べることができるんですよねぇ。



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強く降る雨に打たれながらえいさほいさと荷揚げの作業。

大量に獲れたイワシをですね、
1カゴずつ持ち上げて、
荷揚げ階段を上っていく。

うっしょ、うっしょと重労働。
そんでもって、階段の一番上に到着すると、
そこからはさらに高くカゴを持ち上げて、
中のイワシをオケの中へと放り込んでまいります。

荷揚げの作業が終わると今度は出荷の準備。
氷を用意し、ローラーを設置。
計量、異物除去、箱氷、組み上げ。
それぞれ作業を分担しまして、
素早くイワシを箱に詰めていく。

ひと昔前だと獲れる量がメチャクチャに多くて、
朝から夕方まで出荷作業が延々と続き、
他の仕事が全く進まない、
なんてこともあったのですが、
最近ではそんなことはなくってですね、
数時間程度で終わることがほとんどなんですよね。



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