
そしてお昼前の時間になって受取人到着。

行き場のなかった「シロナマコ」をですね、
引き取ってくださる心優しいこのお方こそ、
何を隠そう香川県水産試験場のナマコ担当者さん。

鳥などにつつかれぬよう、
フタとして詰めてあった発泡スチロール箱を外し、
中をのぞき込みますと、アレ。

白いナマコがいなくなってる。

一瞬驚いてしまいましたが大丈夫。

よく見るとカゴの側面にくっついてました。


カゴの網目にちっちゃい足をかけて、
ガッチリとしがみついていたんですねぇ。

よかったよかったというコトで、
ワタクシならばガシッと捕まえ引っぺがすところでありますが、
香川県水産試験場ナマコ担当ともなると、
そんな荒っぽいやり方はしないんです。

「強引に引っ張るとナマコの足がちぎれるんですよね」
ナマコの負担にならないように指先で少しずつ、
根気よく網目から足を外していくんですって。

しかも、素手でなんか絶対に触らない。

「人間の体温でヤケドしちゃいますからね」
そういいながらゴム手袋装着。
ナマコは友達。
どこまでもナマコにやさしい担当者さんでございます。



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