
というわけでシロナマコを引き取りに、
引田漁協へと来てくださった、
どこまでもナマコにやさしい、
香川県水産試験場のナマコ担当者さん。

人の体温でナマコがヤケドせぬようゴム手袋を装着し、
さらには足がちぎれたりせぬよう、
細心の注意を払いながら、
そっとやさしくナマコをはがしてまいります。

待つこと数分。
見事、無傷でナマコをカゴの網目から取り外すことに成功。


そんでもって、持ち帰るため専用の容器へ移し入れる。
よかったよかったというコトで、
ワタクシならばさっさとフタして現場を後にするところではありますが、
香川県水産試験場ナマコ担当ともなると、
そんな軽率な行動はとらないんです。

容器の中に入って環境が変わったことで、
ナマコに急な変化が生じていないか、
ストレスによってナマコが苦しんでいやしないか、
寂しがってやしないか、お腹を空かせてはいないか、
やさしい眼差しでナマコの健康状態、精神状態を確認し、
フタをするのは最後の最後。

どこまでもナマコに寄り添うその気持ちが大切なんですね。



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