
というわけで、こちらは引田漁協のお昼の市場。
並んでいるのはエイ、エイ、エイ、エイ。
標準和名「アカエイ」ですが、これが結構とれている。
1尾ずつ計量し、
重量を書き込んだ紙をペタペタと貼りつけておりますと、
「おーい、おーい」と船の方から漁師さんの声がする。

目をやると船の上で大量のエイを抱える漁師さん。
それを船べりから海へドッボーン。

エイってあまり人気がないんですよね。

だから市場で高値がつかない。

ですから、漁師さんもセリに出さずに、
放流してやったのかななんて思ってたら、
どうやらそうじゃなかったみたい。


販売部Kさんが船の方へと駆け寄って、
漁師さんから手渡しで受け取ったロープ。
その先をたどっていくと、
さっき放り込んだエイたちに繋がっておりまして、
うっしょうっしょ。
エイのお散歩状態で市場の前までロープを引っ張る販売部Kさん。
つまりはこういうこと。

大量にエイをとったものの、
重すぎて船から陸へと運ぶことがことができない。
けれど、水の中なら浮力があるから、
陸上に比べて少しの力で動かすことが可能なので、
すべてのエイをロ-プにつないでドッボーン。
誰でもいいから「おーい、おーい」と呼び寄せて、
あとはまかせた、ということだったんですね。



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