
養殖漁場の「ボンデン入れ」開始。
先を行く「ボンデン設置船」が船の後部から、
「ボンデン」を投入し、
船外機班がそれを設置。
我らが乗り込む「引田丸」はそこからロープで距離を計測し、
頭上に掲げた発泡スチロール箱を大きく振り下ろして、
次の投下ポイントの合図を送る。
そういう作業の繰り返し。
作業が順調に進んでいるうちは大丈夫なのですが、
ひとたびアクシデントが発生すると、
もとの場所に戻ったり同じ場所でとどまったり。

そうしますと、波に揺られてじわじわとくるんですよね。
んん、うっぷ。

そんなにひどくはないけれど、
ちょっとだけ軽く船酔い状態。

胃のあたりがもやもやしてまいりますが、
「はい、押して」
漁師さんの合図があればボタンをピッ。
設置したボンデンのすぐ隣に船が並んだタイミングで、
GPSプロッターに位置を記憶させていく。
とにかくすべてのボンデンを設置し終えるまで、
この作業が続いていくわけでございます。



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沖の養殖漁場に到着。
「ボンデン入れ」の作業開始。
ボンデン設置船に記録されたデータをもとに、
海での目印となる「ボンデン」が、
ポイントごとに投下されてまいりまして、
それをですね、
小回りのきく船外機班がキッチリと固定していく、
作業の様子を観察しておりますと、
どうやらそういう流れで進んでいくみたいですね。

そしてワタクシの仕事はと申しますと、
実際に設置された「ボンデン」の場所すべてを、
リモコンの「マーク記憶」と、
念のため「目的地記憶」の、
ふたつのボタンを押して、
引田漁協の船「引田丸」のGPSプロッターに記憶させること。
それだけといえばそれだけですが、
この重要な任務のために、
こうして沖までやってきたわけでございます。



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養殖漁場の「ボンデン入れ」
漁場に到着するまでの時間を利用して、
GPSプロッターのリモコンをお試し操作していたところ、
突然画面に出てきた、
「マークを画面から消去しました」の文字。
そし本当に画面からマークが消えてしまっている。
これは・・・もしかして・・・・。

これまでに記憶されたすべての位置情報を、
うっかり操作で全消去してしまった・・・のかな?

うううう、えーええええ、どうしよう。

激しく動揺するワタクシを乗せたまま、
船は先行する別船を追って沖へと進んでまいります。

ムムムムム。

取り返しのつかぬことをしてしまったような気はするものの、
取り返せるものなら、
漁場につくまでになんとかして取り返しておきたい。

・・・・・・・。

よく考えてみると、すでに失うものは何もないような気がする。
もう一回同じボタンを押してみよっかな?
再び全データを消去することになったとしても、
すでに「ゼロ」になったものがまた「ゼロ」になるだけだし。

よし、やるか。
思い切ってマークが消える原因となったボタンを再度押してみると、
「マークを画面に表示します」のメッセージ出現。
そして画面にすべてのマークが大復活。

やった!やった!助かった!

大仕事をやり遂げて、
ホッと胸を撫でおろすワタクシでございます。



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今回は「魚類養殖」のボンデン入れ。
簡単に説明させていただくと、
この範囲が「養殖漁場」ですよとすぐに分かるように、
広い海の上に目印となる「ボンデン」を設置する。
これからそういう作業が始まるわけです。
で、今回のワタクシの主な任務は、
ボンデンを設置した場所を船のGPSプロッターに、
表示&記憶させること。
せっかくなので到着までの時間を利用して、
より見やすくなるようにと、
リモコンでマークの形とカラーを変えまして、
その勢いですぐ隣の「表示」ボタンも押してみる・・・と。
やベッ!!

激しく動揺するワタクシ。
突然出てきた「マークを画面から消去しました」の文字。
画面を見るとたしかにマークがすべて消えてる。

そもそもですね、適当に操作して、
おかしなことにならないようにということで、
今回そのためだけに参加しているボタン係のワタクシが、
適当にボタンを押して全データを消去してしまったとあっては、
言い訳のしようもないわけで、えーと、えーと。

えーと、えーと、ん-っと、んんん。

どうしたものかと悩むワタクシを乗せたまま、
船は沖へと向かってまいります。



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今週は早出当番。
夜明けの時間もずいぶんと早くなってきたようで、
事務所につくとすでにあたりは明るくなっている。
市場に並ぶ魚は少ないものの、
風の状態も波の様子も問題はない感じ。
朝の配達に出発するまでに、
漁師さんたちが集まってきてですね、
配達から戻ってきたときには、
すべての準備が整っておりました。

というわけで、延期になっていた、
養殖漁場の「ボンデン入れ」本日決行。
漁師さんたちと一緒に船に乗り込み、
エンジン始動港内減速いざ沖へ。
操縦するのは熟練の漁師さん。
ワタクシはその隣で、
船の位置情報などを計測・表示してくれる便利装置、
「GPSプロッター」をリモコンでいろいろ調整しながらですね、
目的地到着までの時間を過ごすわけでございます。



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わわわわわっ!!

一瞬の出来事。
潮が満ちていたため、
通常より高さのある船の舳先からですね、
陸へ向かってひょいと飛び降りたわけなんですよね。
いつものように軽い感じで。
そうしますと、着地のさいに予想に反して体が前につんのめり、
さらにはそこから足が前にでてこなくて、
あやうく顔面から地面に向かって激突寸前。

咄嗟に手をつき危機を脱したものの、
アレ?アレ?なんで?なんでこけたの?

自分でもわけが分からない。

でも、あとから考えてみると、
おそらくはポケットの中のスマホなんですよね。
ピチピチズボンの前ポケットに入れていたスマホのせいで、
着地のさいにそれがつっかえてですね、
衝撃吸収のための動作がうまくできなかったのが、
転倒の原因だと思うんですよね。
きっとそう。

やっぱり動きやすいように、
ポケットの中は空っぽにしておくべきでしたね。

とまあ、こんな感じで、
思わぬことが怪我に繋がったりする可能性もありますので、
皆様も気を付けてくださいね。


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今日の朝市。
雨と風の影響を受けて、
市場に並んだ魚はかなり少なめ。
スズキが1箱。
マダイが3箱。
それにナマコが少しだけ。
ですので、時間になりましても、
魚の箱数より仲買人さんのほうが多いような状態で、
一瞬にしてセリ終了。
ちなみに、このあとですね、
養殖漁場の「ボンデン入れ」も予定されておりまして、
せっかくなので、
その活動の様子をご紹介させていただこうと、
そう考えていたわけなのですが、
「今日は無理、月曜日やな」
悪天候のためそちらも延期となるわけでございます。


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引田漁協魚市場より「マダイ」
活き締めして市場に並べられた天然のマダイ。
マダイの色は美しく、
明るめの赤っぽいピンク色をしておりまして、
所々に美しいブルーが入っていたりするんですよね。
目の上の部分などもそうですが、
背中のあたりにも、
美しく輝く水色の点々がポツポツと。
ピンクとブルー。
この色彩がマダイの特徴。
光の加減によってはゴールドにも見えなくもない、
魚の王様「マダイ」
とっても美味しいお魚なので、
ぜひ、食べてみてくださいね。



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「またや!」
市場に響く販売部Kさんの声。
「また、やっとる!」
見ればカゴの中のアカガイのひとつが、
大きく口を開けている。
もちろん中身は空っぽ。
「また、やっただろ」
当然のように真っ先にワタクシが疑われるわけですが、
今回はアカガイを計量した覚えなし。

しかしながら、泥も入っていない殻だけの貝だと、
チェックや計量のさいに口がパカッと開いてしまいますので、
簡単にみつけることができるはず。
そこをすり抜けたとなると、
内部から殻を閉じていた「ナニモノ」かの存在が疑われるわけですが、
「かわりにイイダコが出てきとる」
見るとカゴの隅で身をひそめるイイダコ発見。
「また、やってくれたな」
というわけで、このイイダコのせいで、
今回もワタクシが疑われているという状況なんですよね。



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ニベの胸ビレの裏側についていた「寄生虫」を発見。
いくつものするどいカギ爪で、
ヒレの裏側にガシッとしがみつき、
体液をチューチューと吸うタイプ。
魚には多少のダメージがあるかもしれませんが、
人に害のあるタイプではないので、
それほど気にせずとも大丈夫。
体内に潜むミミズタイプとは違って、
体表にくっつく昆虫っぽいタイプですので、
見つけやすいし、
うっかり食べたりすることもないでしょうからね。
寄生虫の名についてはちょっと詳しくないのですが、
おそらくは「ウオノコバン」とかそんなヤツ。
ヒレの裏側に張り付くのは、
魚の泳ぐ水圧で剥がされたりしないよう、
身を守っているんでしょうねぇ、きっと。



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引田漁協魚市場より「ニベ」
標準和名は「コイチ」なのかな。
そのあたりよく分かりませんが、
とにかくこちらでの呼び名は「ニベ」
そしてニベといいますと、
「ついている」ことがあるんですよね。
チェックするポイントはヒレのところ。
胸ビレだったり腹ビレだったり、
尾ビレの可能性もゼロではないのかな?
スズキなんかだと尾ビレについていたりしますからね。
というわけでホラ。
見つけましたよ。
胸ビレのところ。
ヒレの内側に隠れるようにして、
くっついているのが見えますでしょうか。
胸ビレのむこうから、
ちょっとだけ顔をのぞかせている、
こちらが「寄生虫」なんですよね。

続く。


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市場に持ち込まれるアカエイ。
アカエイってですね、
こう見えて意外と美味しく、
さらに骨は軟骨なのでバリボリ噛んで食べることもでき、
料理も簡単といえば簡単で、
他の魚に比べて価格の方も安めなのですが、
あまり人気がないお魚なんですよね。
煮付けにしても美味しいし、
味噌汁にしてもいけるのだそう。
ただ、身の量が多くてですね、
いくら安いからといって、
1尾まるごとで購入してしまうと、
食べきれないってことになってしまいがち。
なので、少々割高にはなりますが、
切身にしてあるものを買って食べるのがオススメ。
ムチのような尻尾部分には毒針もついていますので、
安全面からも切身での購入をオススメいたします。



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ちなみにアカガイの中にはですね、
「泥」だけではなくって、
イイダコなんかが入っている場合がございます。
計量を終えてカゴの中に入れたときには、
違和感がないため気がつかないのですが、
時間が経つと中から外の様子をうかがおうと、
ひょっこり顔を出してくるので、
そのときはじめてそのことに気付くわけなんですよね。
ま、それでも「泥」よりはマシ。
「泥」は食べられないけれど、
「イイダコ」なら食べることができますもんね。
ちなみに「アカガイ」自体は高級食材。
新鮮なものをお刺身でいただくと、
ゴリゴリのコリコリ食感で美味しいんですよねぇ。


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さて、カゴの中から取り出したのはコチラ。
多くのアカガイの中から、
水の濁り具合、そしてその濁りの中心にいたこの貝を、
「泥入り」だと疑っている販売部Kさん。
はたしてその判断は正しいのか。
検証するために、
少しばかり高いところから床めがけて、
ポトリとそれを落としますと・・・。
「やっぱり!」
パカリと殻は開きまして中からは大量の泥水が。

ワー!ワー!ワー!ワー!

お見事!正解!!
販売部Kさんの読み通り「泥入り」アカガイ確定でございます!

ちなみにですね、
「いけもの」として扱われる「アカガイ」は、
それぞれの漁師さんが持ち込んできたものを、
計量後にすべて同じカゴへと集めてまいりますので、
あとからこうして「泥入り」が発覚してもですね、
誰が持ち込んだものなのかを辿っていく手段はなく、
もはやどうすることもできません。
ですから、こうならないよう、
荷受時に充分な注意をする必要があるんですよね。

「誰や!!泥入りチェックしてないヤツ!」
おそらく、たぶんワタクシなんですけどね。



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と、前回まででですね、
市場に持ち込まれたアカガイがどうなるのか、
つまりは「いけもの」として扱われ、
それぞれに持ち込まれた「アカガイ」が、
計量後にすべて同じカゴに集められていくことを、
説明させていただいたところで、
本題へと入ってまいります。
「おい!これ泥が入っとんちゃうか!」
市場に響き渡る販売部Kさんの声。
どういうことかと申しますと、
生きたアカガイに交じって、
中に泥が詰まった貝が入っているんじゃないか、
販売部Kさんはそう言っているわけ。
長年の経験で水の濁り具合だけで、
そのことを判断できるそうで、
「これやな!」
しかも、多くの貝の中から、
1個を特定し持ち上げてまいりまして、
ここから検証が始まるわけでございます。


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そしてアカガイ。
計量後はここから徒歩5歩。
市場の水槽付近に置かれた、
アカガイだけを集めて入れるカゴのところまで運んで、
中身をそちらにゴロゴロっと移してまいります。
そして次の漁師さんのアカガイも、
その次の次の漁師さんのアカガイも、
同様にしてですね、
計量後に同じカゴの中へ入れ足してまいります。
移して量っておんなじカゴへ。
ゴロゴロゴロゴロ積み重ねていく。
とにかくすべてのアカガイはですね、
こんな感じで同じカゴの中に集められていくわけなんですよね。
続く。


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さてさて、市場に持ち込まれたアカガイ。
箱に入れられた状態で持ち込まれる魚などと区別して、
生きたままの状態で取り扱うモノをですね、
こちらでは「いけもん」と呼ぶわけですが、
アカガイはその「いけもん」として扱われます。
漁師さんから受け取ったバケツに入ったアカガイを、
ゴロゴロゴロと、
計量用のカゴへと移し替えまして受入準備完了。

あとはそこから徒歩3歩。
アカガイを入れたこのカゴごと、
はかりの上へと載せまして、
デジタル表示された数字をそのまま読み上げますと、
向かいの書記長が荷受台帳に記入。
はかりは事前にカゴの重さを差し引いた設定にしてありますので、
それが正確な重量となるわけなんですよね。
続く。


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引田漁協魚市場より「アカガイ」
頑丈な殻をもつ二枚貝で、
寿司ネタにも使われる高級食材。
中の本体といいますか、
身の部分からはですね、
貝なのに真っ赤な血が流れ出ることから、
こちらでは「チガイ」つまりは「血貝」と呼ばれる、
そういう貝でございます。
今回は市場に持ち込まれるこの「チガイ」が、
どのような手順で取り扱われているか、
そのあたりをご紹介させていただこうと思うんですよね。
続く。

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引田漁協魚市場より「クロメバル」
その名の通り、黒い色したメバルです。
オススメ料理は、
身離れもよく食べやすい、
「煮付け」
魚本来の味を楽しむために、
あまり濃くならないよう注意して、
甘辛く煮付ける。
新鮮なものなら、
花が咲くように身が弾けるんですよね。
サイズの大きいモノはお刺身にしても美味。
小さいモノならカラアゲに。
塩焼きなんかもアリですよね。
非常に美味しいお魚ですので、
ぜひ食べてみてくださいね。


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ダツについてもうひとつ。
クチバシみたいなのがあって、
鋭いギザギザ歯がビッシリついてて、
細長体型でちょっと青っぽい色をしているダツですが、
もうひとつ隠れた特徴がありましてですね、
それはなんと骨の色。
さばいてみないと確認することができませんので、
包丁で軽くピピッと開いてみますとホラ。
見えてきましたよね。
ご覧のように骨の色が、
一般的な魚と違って青い色をしているでしょ。
これがダツの骨の色。
だからどうしたとか、
だからなんなのと言われますと、
ワタクシ困ってしまうのですが、
とにかくこれがダツの骨の色なんですよね。



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というわけでこちらが「ダツ」
ダツにもいろいろ種類はあるようですが、
細かいことは置いといて、
とにかく細長い体をしていて、
クチバシみたいなのがあって、
そこに細かいキバがビッシリ並んでいる、
そういうお魚は「ダツ」
もしくは「ダツ」の仲間なんですよね。
漁師さんの話だと、
ダツの突進力はスゴくって、
昔の船は木製だったので、
その側面にザクザクとですね、
ダツがダーツのように突き刺さってくることもあったそう。
というわけで、ダツはけっこう危険な魚。
海では充分注意してくださいね。



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「持って行ってええよ」
ということで漁師さんからいただいたのがコチラ。
巨大なカニのハサミに見えなくもないですが、
実はこれお魚なんですよね。
というわけで、おひさしぶりのおさかなクイズ。
コチラのお魚の正体を当ててみてください。
さあさあどうぞ、さあどうぞ。
でも、まあ、アレですよね。
口の先が長くクチバシみたいにとがっていて、
そこに細かくて鋭いキバがずらっと並んでいる。
そういった特徴を持つ魚となると限られてまいりますよね。
ハモにしては口先が長すぎるし。
カマスにしても口先が長すぎる。
となると、思い当たるのはアレくらいですかね。

ということで、正解発表とまいりましょう。

こちらのお魚の正体はコチラッ。

「ダツ」
クチバシみたいなのがあって、
ギザギザ歯がギッシリと並んでいますよね。
コレが「ダツ」
ダツにもいろいろ種類はあるようですが、
とにかく「ダツ」ってこんなお魚なんですよね。



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引田漁協魚市場より「アワビ」
いわずと知れた高級食材でございます。
市場に並ぶアワビはですね、
こうして裏返しにした状態にしておくのが基本。
なぜかといいますと、それはもう凄いんです。
そう、吸着力。
これはもうメチャクチャにすごい。
うっかり、吸盤状になっている身の方を下にして置いたりすると、
プラスチック製の箱にピタッとくっついて、
どうやってもはがれなくなっちゃうんですよね。
ワタクシ経験者だからよく知ってる。

それを強引にはぎ取ろうとすると、
吸着部分と殻の部分が引き伸ばされて、
アワビの身を痛めることにもなりますので、
絶対にアワビはひっくり返した状態にしておくこと。
これが重要なんですよね。


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連日のように鳥たちが飛来してまいりまして、
市場の前で朝食タイム。
岸の方に魚を追い込んでは、
次々に海中へと潜り込みまして、
獲物を捕らえて浮上してくる。
しかしながら、こうも毎日これが続くとですね、
数に限りはございますから、
大量発生しているイナ(ボラの子)もですね、
さすがに減ってしまっているんじゃないかな、
なんて思っていたのですが、
お昼ごろに市場の前を確認すると、
ビッシリと海中を埋め尽くすほどの密度で泳ぐ、
イナの集団を見つけたんですよね。
まだまだいる。
というわけで、毎朝の鳥たちのお食事タイムは、
もうしばらく続きそうな感じでございます。


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ここのところずっとなんですよね。
夜明けの時間。
あたりが明るくなってまいりますと、
どこからともなくやってくるんですよね。
空一面を覆いつくす、
といってしまうとちょっと大げさですが、
空の一部を覆い隠す程度の密度で、
数えきれないほどの鳥たちが、
飛来してまいりまして、
市場の前の港の中に、
バサバサバサッと降りてくる。
狙っているのは大量に発生しているイナ(ボラの子)。
集団で岸の方へと追い込んだところで、
次々に海の中に潜り込んでは、
魚をくわえて浮上してくる。
バサバサバタバタ。
このにぎやかな朝食タイムは、
しばらくのあいだ続くわけでございます。


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ビク山頂上の石像「びくさん」の清掃を終えて、
我ら引田漁協青壮年部一行は下山準備に取り掛かる。
それぞれの体力の違いから、
登りのさいはバラバラになってしまいましたが、
下りは一列に並んで整然と歩く。
場所によっては崖のような傾斜を、
滑り落ちるようにして下ったり、
山道の脇に獣のフンを発見し怯えてみたり。

途中膝を痛めたりしながらも、
帰りの道は順調そのもの。
登ってきた時と比べると、
移動速度は段違い。
かなりの速さで山をドンドン下って行って、
あっというまに麓に到着。
そんなこんなで10年ぶりのビク山登山、
これにて終了となるわけでございます。



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我ら引田漁協青壮年部。
囲いにもたれかかっていた倒木の撤去後、
当初の予定通り石像「びくさん」にお酒をお供えし、
B料理長が麓から運んできた水とタワシで清掃開始。
そうこうしているうちに、
どこからか誰かが缶の入れ物を発見。
開いてみると登山ノートが入っておりましたので、
みんなでパラパラとめくってみる。

最後の記入内容を確認すると、
2023.1.17 高松市より1名
地蔵上の木を取り除けないものか
とありまして倒木の存在を憂いていた様子。
それを見てB料理長が、
今回、引田漁協青壮年部が清掃活動を行い、
倒木を撤去したことを記す。
うんうんうんイイ。
なんかイイ。
思いがつながったような感じがして、
ちょっとだけいい気分でございます。



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びくさんの囲いにもたれかかった倒木を撤去。
なんとか割り折ったその後片付けにも一苦労。
囲いの上から降ろす際には、
他の構造物を破壊せぬよう細心の注意を払って、
大人数で落とさぬように脇へと押しやる。
バラバラに割れた木片も、
景観を損なわぬよう、
少し離れたところまで運ぶ。

当初は石像の清掃のみを予定しておりましたので、
思わぬタイミングで、
余計な作業が入ったことになりますが、
それでもこの倒木を撤去できたことは、
我々にとって嬉しいこと。
なんとなくすがすがしい気分がしますもんね。
それにしてもこの囲いの頑丈さには驚かされるばかり。
ほぼ無傷で、よく見ても重みでわずかに片方が沈んでいるだけ。
さすがは引田漁協が誇る天才建築家「A料理長」の作品。
きっとこのような事態をも想定して設計したに違いない。
ワタクシそう思うわけでございます。
「もちろんすべて計算のうち」(A料理長談)


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びくさんの囲いにもたれかかった倒木の撤去。
小型ノコギリでゴリゴリゴリゴリ。
棒でつついてガシガシガシガシ。
引田漁協青壮年部による、
倒木の切断作業が続いております。
ノコギリでの作業は遅々として進まぬまま。
ある程度のところまでくると、
斜めになっている木の上を、
誰かが歩いて先へと進んでゆけば、
その重みでへし折れるのではないかとの案が出るも、
安全性を考慮し却下。

それならばと先に突き出た枝の部分を目掛け、
下からジャンプしつかんで体重をかけてみることに。
二人がかりでせーの、えいやっ。
ぐわんぐわんと木が大きくしなるものの失敗。
それでも2回、3回と挑戦し続けると、
ついにそのときがやってまいりました。
メキメキメキメキッ。
ノコで作った切り口から、
見事まっぷたつにへし折ることに成功。
ワー!ワー!ワー!ワー!
周囲から拍手と歓声が沸き上がります。
さ、それでは折れた木の撤去とまいりましょうか。


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引田漁協青壮年部によるビク山登山。
山頂の祠の上に、
倒木がもたれかかったままになっているのを発見し、
撤去にとりかかることに。
使えそうなのは小型のノコギリひとつだけ。
ですが、やらなきゃ始まらない。
ギゴギゴギゴギゴ。
当然ながら大木相手にかなりの苦戦。
途中で見かねて軍師も参戦。
棒の杖で幹の朽ちかけている部分をザッシュザッシュと突き崩す。

体力が尽きるまでノコを引いたら、
次の若手に即交代。
巨木を切り倒すのが先か、
我らの体力が切れるのが先か、
根比べの様相を呈してまいりました、
ビク山山頂でのこの一戦。
果たして勝負の行方やいかに!!
しかし杖攻撃が意外と効いてるみたいで、
幹の下半分はもうボロボロになってるんですよね。


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