
朝の市場にやってきた漁師さん。
二人がかりで運んできたカゴを、
えいやっとひっくり返し中の魚を床に広げる。
キジハタでしょ、
ウマヅラハギでしょ、
カサゴ、メバル、メジナ、ボラ。
魚種によっては、
生かした状態でセリにかけるため、
種類ごとにまとめて計量し、
水槽の中へと入れていく。
キジハタやオコゼなんかはそちらのコース。
メバルやカサゴなどは、
そのまま箱に並べてセリへとかける。
そして、ボラとかそういうの。
あとマダイとか、チヌとか、
それなりのサイズがあって元気なモノ。
そういうものに関してはそのまま箱に入れても、
暴れて跳び出してしまうので、
その前に活き締めをする必要があるわけなんですね。
もちろん「美味しく食べる」ためでもあるのですが。
そういうわけで、漁師さんたちが選別しているすぐそばで、
こうしてB料理長が魚を締めるためにですね、
「テカギ」を片手に待機しているわけでございます。



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引田漁協魚市場より「ブリ」
ここ香川県東かがわ市引田といえば、
「ハマチ養殖発祥の地」でありまして、
その昔ですね、
えーと、昭和3年だったかな?
野網和三郎氏がですね、
「安戸池(あどいけ)」においてハマチ養殖に成功し、
それから全国に広がっていったという歴史がありまして、
そういう意味で、
「ブリ(ハマチ)」は引田と関係の深いお魚なんですよね。

そして養殖以外でも、
こうして天然のブリが獲れたりもするわけですが、
やっぱり養殖ものと比べると、
脂の乗り具合とかその他いろいろと違いがあったりして、
それほどの人気はないみたい。

セリでの価格もそのサイズの割に、
かなり安めな感じがいたします。


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スミの汚れはけっこう大変。
イカスミが服なんかについたりするともう最低。
洗っても簡単には落ちないし、
永久に汚れが残ったままになったりするので、
すっごくいやな気分になるんですよね。

そんなイカスミですが、
イカスミパスタみたいに、
食材として使われることもあったりして、
意外と味は美味しいみたい。

あとは、急なアレでメモ書きしようとしたのに、
手元に筆記用具がないなんて場合にも、
イカスミさえあれば、
とりあえず急場をしのぐことはできるんですよね。

そんなこんなでイカスミの可能性は無限大。

服を汚さないよう注意しながら、
いろんなコトに役立ててみてくださいね。

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早出当番で朝の荷受け。
その最中に真っ白できれいな「ハリイカ」をみつけたので、
とりあえず撮影してから朝の配達へと向かう。
セリ開始直前になって戻ってまいりますと、
今度は中でスミをはいてしまって、
全体的に汚れてしまっているイカの箱を発見。

こうなると、処理に手間がかかるし、
見た目的にも美しくないので、
あまりよくはないんですよね。

と、思っているとアレ?
コレ、出発前に撮影したのと同じイカ?
写真を見比べてみると、
イカの数も配置も向きもだいたい同じ。
最初の写真に比べて、
全体的に片寄っていることから考えて、
誰かが積み重ねられた箱をカパカパ持ち上げて、
下の箱の中身を確認しているときなんかに傾いたりして、
そのはずみでブシューとなったのかもしれませんね。



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シマシマのフグ。
その名も「シマフグ」
背中の部分に、
独特のシマ模様がはいっていて、
ヒレも明るめのイエローなので、
いればすぐに目につく派手めのお魚。
ただ、フグですので一般人は手出し無用。

しっかりと毒がありまして、
腸や卵巣や肝臓などは危険ということですので、
気を付けなければならないんですよね。
あと、肉質はあまりよくなくて、
そんなに美味しくはないみたいですよ。


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こちらは引田漁協の書類保管室。
普段、それほど用があるような場所ではないのですが、
それでもときおりこうしてですね、
過去の仕事の内容確認のため、
足を踏み入れたりする場合もございます。
今回は朝からこの部屋に籠って、
探し物をしていたA料理長からのSOS。
依頼内容は、蛍光灯の交換。
「電気が切れて見えんのや」
A料理長の期待に応えるべく、
棚を足場に天井までよじのぼってまいりますと、
ゴゴゴゴゴゴゴ。

可動式になっている足場の棚が、
レールの上をゆっくりと滑って行って、
あわわわわわわわ。

ワタクシ蛍光灯を持ったまま、
天井付近で股裂き状態に。

とっさにA料理長が両方の棚を掴んでくださって、
事なきを得たのですが、
危うく股が裂けてしまうところでありました。

とにもかくにも蛍光灯を素早く交換。
こうして保管室に再び明かりが灯されたわけでございます。



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今日も市場で裏返し。
朝早くからやってきた漁師さん。
セリにかけるため持ってきたイカをですね、
海水でいったんきれいに洗いまして、
そこから箱へと並べる際に、
くるりくるりとひっくり返して、
裏返しになるようにして入れていく。
そうしますと真っ白な面が上を向くようになりますので、
見た目的にも美しいし、
ぼやけたような模様が邪魔をしないので、
サイズ感も一目で分かる。
また、甲の位置の関係から、
全体が広がって見えるという説もあるし、
膨張色の白が実際よりも大きく見せる、
なんて話もあるようで、
とにかくひっくり返して損はなし。
そういうわけで、市場に並ぶ「イカ」はですね、
このように全部裏返しになっているわけでございます。


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朝の市場でセリのさいに使うチョーク。
仲買人さんがセリ値を小型黒板に書き込む際、
使用するものなのですが、
これって箱をよく見ると、
「ダストレスチョーク」
(ホタテ貝殻再生活用)
と書いてありまして、
ホタテ貝の殻を配合して作ったチョークなんですって。
大量に廃棄されるホタテ貝殻を有効活用し、
微粉末にし配合することで、
チョークの品質の向上にもつながったという優れもの。
シュッ、シュッ、シュッ。
試し書きをしてみても、
確かに書き心地がよいように思います。



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B料理長から贈られてきた、
いや、送られてきた画像がコチラ。
なんの葉っぱだろうと思っていると、
ちょっと遅れて追加のメッセージ。
「クローバー」
・・・・・・・。

B料理長ってそんな趣味があったんだと、
イメージとのギャップにいささか驚いておりますと、
「四つ葉のクローバー」
さらに追加でメッセージ。
特にクローバーに興味があるわけではないのですが、
これはもう、そういうコトだなと判断しまして、
画像の背景から判断して市場の待合室へと向かう。
待っていたB料理長の手には画像と同じクローバー。
「これ葉が5枚、五つ葉のクローバー」
えっ、5枚?
三つ葉が相場のクローバー。
四つ葉ですらレアなのに、さらに上の五つ葉!?
「珍しいやろ」
ほんとに。
「でも、写真撮るんが難しいなコレ」
確かに。

というわけで、超レアな五つ葉のクローバーを見せていただき、
丁寧に礼を述べて仕事へと戻るある日の昼下がりでございます。



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昨日に続いて今朝もこんな感じ。
「霧」だか「ガス」だか「もや」がかかって、
遠くが見えないもやもや状態。
船も沖へは出ていない。
こういう状態で海へ出ますと、
まったく視界がきかないため、
衝突の危険が高まりますよね。
そんなときのために、
「視界制限状態における音響信号」
というものがございまして、
手元にある小型船舶の「実技教本」を見てみますと、
霧、もや、降雪などに包まれて視界が悪くなったとき、
自船の存在を他船に知らせるために、
行きあしのある場合には2分を超えない間隔で、
汽笛による長音(4~6秒の吹鳴)1回を鳴らし、
行きあしのない場合には同様の間隔で2回鳴らします。
このとき1回目の長音と2回目の長音の間隔は約2秒とします。
ただし、長さ12m未満の船は2分を超えない間隔で、
鐘やバケツをたたくなど、
他の有効な音響信号を行うことにより、
これらの汽笛信号に代えることができます。
とあるわけです。
そういうわけで鐘やバケツは必需品。
もし、そういう状況になった場合は、
遠慮せず元気いっぱいたたいてくださいね。


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今朝は真っ白。
「もや」だか「霧」だか「ガス」なんだか、
正式な呼び方はよく分からないけれど、
とにかく海の方が真っ白なんです。
港の中はかろうじて視界が効くものの、
その向こうはかすんで全くなにも見えない。
こんな日は沖に出ると危険なんですよね。
陸上と違って、
海の上ではあたり一面が完全に真っ白で、
目印になるものが何もない状態。
自分がどっちを向いているのかさえ、
分からなくなってしまうほど。
ワタクシも一度だけ、
そういう状況を体験したことがあるのですが、
そうれはもう凄かった。
ただただ白い世界の中で、
波に揺られてふわふわしてて、
幻想的といいますか、
異世界といいますか、
この世じゃないような感覚。
ちなみにそのときはですね、
海のベテランと一緒でしたので、
無事に戻ってくることができたんですよね。


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引田漁協魚市場より「ツバス」
ツバスといえば「ハマチ」の小サイズ。
そして「ハマチ」といえば「ブリ」の小サイズ。
出世魚であるブリはですね、
成長にともなって名前が変わるわけで、
明確な基準こそありませんが、
その大きさで判断して、
それぞれの名で呼ばれているわけなんですね。
ちなみにツバスのサイズだと、
脂ののり具合はかなり控えめ。
あっさりさっぱりしておりまして、
脂ののったブリと比べると、
多少の物足りなさを感じることもありますが、
それでもやっぱり、
「ツバス」は「ツバス」で美味しいんですよねぇ。


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この時期になりますと、
市場に並ぶ魚の量も多少は増えてまいります。
と、同時にですね、
決算の時期でもありますので、
個人的にかなり忙しくもなってくるタイミング。
各部門の請求書関係が出揃ったところで、
理事会の日程を見ながら、
逆算してこの日までに仕上げなきゃ、
と焦りつつも作業を進めていると、
「安戸池に魚の搬入いけるか?」
えと、ちょっと無理です。

「引田丸で沖の巡回に」
うーん、ちょっと今日は無理かな。

「同意願いのハンもらいに水利組合と土地改良区に」
これは同行してやり方を見ておく必要あり。

「ついでに法務局によって謄本を」
それはちょっと時間的にアレですかね。

午後からはインボイスのシステム関係の打ち合わせ。
ですが何より決算書類の仕上げが優先。
あっ、伝票一枚書くの忘れてた。

あわてて追加で打ち込んで、
引当、償却、未収の処理に、未払いの処理。
処分未済モチブンがこうで、
2年前のアレがこうだから、うわあああああ!!

今日は無理でも明日中には、
なんとか仕上げる予定でございます。


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4月に入って市場に並ぶようになってまいりました。
引田漁協魚市場より「ハリイカ」
標準和名は「コウイカ」ですかね。
甲の部分の先端に小さな針のようなトゲがついているので、
こちらでの呼び名は「ハリイカ」
そしてこのハリイカはメチャクチャに美味しい。
刺身にしてよし。
煮付けにしてよし。
炒めるのもあり。
バター焼きも美味。
天ぷらにしたり、木の芽和えなんかもオススメ。
お値段の方はそこそこいたしますが、
それに見合うだけの価値あり。
ワタクシももうちょっとだけ安くなったら、
買おうかなぁなんて考えているところでございます。



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片付けをしていたら懐かしいものが出てまいりました。
「ポケベル」
外出時は公衆電話くらいしか連絡手段がなかった時代。
しかも公衆電話だと外出先からの一方的なモノになりますので、
外出している相手への連絡手段となると皆無と言っていいくらい。
そんな時代に登場したこの「ポケベル」は、
気軽に連絡を取り合える通信機器として、
爆発的な人気があったように思います。
ただ、複雑なやりとりなどはできず、
連絡を受けて表示される番号で相手を確認すると、
結局は近くの公衆電話を利用して連絡を取る、
もしくは数字の語呂合わせ的なヤツで、
メッセージを送るなどしていた記憶がございます。
駅での待ち合わせになかなかやってこない友人に、
「8451」
「早く来い」 ⇒ 「はよこい」 ⇒ 「8451」
公衆電話から語呂合わせメッセージを送り、
合流後「まったく意味がわからなかった」といわれた記憶があり、
打ち合わせなしでは解読不能でうまく意図が伝わらないことも。
それでも常時、手軽に連絡を受けることができる装置を、
個人が持つことができるという意味では、
画期的で魅力的な商品だったなと、
今になって懐かしく思い出すわけでございます。


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今朝の市場。
「大漁や!」
漁師さんが運んできたカゴの中には魚がいっぱい。
選別のため、
市場で広げてみますと、
ボラが数尾とメバルがちょっと、
そしてあとはキジハタがどっさり。
キジハタといいますと、
こちらもですね、
稚魚を放流している魚種でして、
放流時のサイズを考えると、
ずいぶんと大きくなっている。
「これは大、これは中」
獲れたキジハタはサイズごとに分けて水槽へ。
小型のものは箱に入れてセリに並べる。
それにしても、ホントいっぱい獲れましたね。

「やっぱり放流の成果やなぁ」(販売部Kさん談)


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今回は「タケノコメバル」の放流。
トラックで運ばれてきた「稚魚」をですね、
カゴごと受け取り海へと放つ。
このとき重要なのが、
魚が水面にぶつかるときの衝撃を抑えるため、
なるべく低い位置で放流すること。
「魚が脳震盪おこさんようにな」
A料理長のお言葉通りに、
岸壁から腕をめいっぱい下に伸ばしてパラパラッ。

次から次へとカゴをひっくり返して、
バラバラバラバラ稚魚を海へと逃がしていく。
水中へ落下した稚魚たちは、
岩の陰や深みへと潜り、
すぐに見えなくなってしまいます。
小さなうちは捕食対象として、
敵から狙われてしまいますので、
見つからないようとにかく隠れる。
そういうコトが本能的に分かっているんでしょうね。



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結局のところ、B料理長が試食した植物は、
後になってですね、
「ハマダイコン」ではないかという話になるのですが、
そうこうしているうちに遅れていたトレーラーが到着しましたので、
なにはともあれ作業開始。
今回の作業内容はですね、
エサとして使用する冷凍サバの荷受け。
各自持ち場につきまして、
コンテナ内では冷凍サバのブロックを、
パレットの上に組みながら積み上げる。

フォークリフト担当はそれを慎重に床へとおろしまして、
ここからがワタクシの出番。
巨大ビニール袋をですね、
組み上げた冷凍サバの上からすっぽりとかぶせ、
荷崩れせぬよう巨大ラップでぐるぐるに巻いていく。
回転運動で三半規管をやられ、
クラクラとしながらもぐるぐるぐるぐる。

リフトでエサがおろされるたびに、
目を回しながらぐるぐるクラクラ。

とにかく、これが今回の任務でございます。



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トレーラー到着までの空き時間を利用して、
現場の外国のひとたちと雑談しつつ交流を図る。
朝食についての話になったところで、
自生する野草を食べてきたということを聞き、
興味津々でその場所へと案内してもらうB料理長。
すぐ隣の繁みの中まで後をついてまいりまして、
朝食べたというその野草を摘んで見せてもらうと、
それを受け取りそのままバクッ。
ガジガジと茎のところを齧り出すB料理長。
「何かに似とる味や」
「大根のような」
「ほうれん草のような」
「ちょっとピリピリするな」
「うん、いける!食べられる」
見た目的にもお店とかで売ってそうな感じですよね。
「でも、洗って食べないと口かゆくなるヨ」
うわ、ほんまや!ペッ、ペッ!
そういえば、ゆでて食べるって言ってましたもんね。



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トレーラー到着までの空き時間を利用して、
現場の外国のひとたちと交流を図るB料理長。
朝食べてきたものは何か?
という話の流れからですね、
■野菜を食べた
■野菜の名前は知らない
■知らないけどすぐそこに生えている
というところまでを聞き出してですね、
「どんな草?」
興味津々で案内してもらって後をついていくB料理長。

場所は現場のすぐ隣。
ドラム缶の角を曲がったところを数歩奥へと入っていくと、
朝食べたというその野草を摘んで見せてくれる。
「ゆでて食べル」
その野菜を受け取って、
じっくりと観察するB料理長。
「なんか見たことあるような感じやな」
そしてそのままバクッ。
とりあえず食べてみるみたいです。


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荷物を積んだトレーラーの到着が遅れているようで、
その時間を利用して親睦を深めようと、
現場の外国人のひとたちに積極的に声をかけるB料理長。
「今日何食べてきた?」
「ああ、野菜デス」
「野菜って何?キュウリとかキャベツとかあるやろ」
「野菜で、サラダでス」
「サラダも野菜も一緒やろ!何の野菜か教えて」
「ええ、野菜の名前しらナイ」
「知らんかっても、こうやって話をすることが勉強!」
「パンにサラダはさんデ」
「どんな野菜?名前は?」
やりとりはしばらく続き、
「ん?野菜ってそのへんの草?どこ?」
どうやらですね、
朝食べてきた野菜というのがですね、
自生している草であるという話になってきたようで、
「どこどこ?こっち?」
案内してもらって、
興味津々で現地へと向かうB料理長でございます。


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漁師さんがもってきてくれた珍しいカニ。
巨大な腕はコンパクトに折りたためるし、
大きく広げれば、
その剛腕が存在感を発揮する。
体のわりに足は小さめですので、
移動が苦手そうにも思えるのですが、
海の中なら浮力があるから、
それほど影響はないのかも。
この体形のカニさんはですね、
これまで何度か見たことがありまして、
おそらくは「ヒシガニ」の仲間だと思うのですが、
これまで見た中でも圧倒的に大きいんですよね。


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引田漁協魚市場より「メイタガレイ」
メイタガレイの特徴といえばそう、
「出目金」みたいに飛び出た目玉。
この目玉の感じをお伝えしたくて、
これまで何度かメイタを撮影してきたのですが、
なかなか上手くいかないんですよね。
いろんな角度で試してみても、
実物の目玉飛び出し感が伝わらないような気がするんです。

あと、見ただけではわからないのですが、
飛び出た目と目の間にですね、
少しだけ尖った部分がありまして、
指先で触ってみますとちょっとだけ痛い。
目のトコロを触ると痛い。
目が痛い。
「メイタ」の名前の由来は、
そこからきているという説もあるようですよ。



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安戸池釣り場「フィッシュフック」への生き餌としてのアジ搬入。
午前8時に始まったバケツリレーが全然終わらない。

大型水槽車の上からですね、バケツで水ごとひとすくい。
一度にアジを入れすぎると魚体にとってはストレスになるし、
かといって少なすぎると「水」を運んでいるのと同じで、
意味なく体力を消耗していくことになるし、
そのあたりの加減がなかなかに難しいところ。
延々と続く終わりの見えないバケツリレー。

普段使わない筋肉を動かし体をひねる動作もあって、
序盤ですでに汗だくだくで背筋が痛く苦しくなってきて、

それを紛らわせるために体の向きを変えたりすると、
「おい!!

勢いあまってバケツの水が奥村さんに降り注ぐ。


そんなこんなで永遠に続くかとも思われた、
アジのバケツリレーなのですが、
水槽車に直接ホースをつないでですね、
水と一緒に中の魚を流し込む方法があることを、
作業の途中で運転手さんから教わってですね、
それなら試しにやってみようということになりまして、
バケツリレーは即中断。
ホースをつないでドドドドドド。
あっという間に作業は終了。

他のところではこの方法で搬入することが多く、
今の時代にバケツリレー方式を採用しているところなんて、
あまりないみたいなんですよね。

「ここだけですよ」(運転手さん談)


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こちらは香川県東かがわ市引田にございます、
ハマチ養殖発祥の地「安戸池」
現在は海釣り体験ができる釣り場、
「フィッシュフック」として営業しておりまして、
今回は釣り餌(活きエサ)として使用する「アジ」を、
トラックからバケツリレーで搬入するんですよね。

各自配置についたところで作業開始。
まずはトラックの水槽に網を入れまして、
そこから魚体を傷めぬように、
タップリの水と一緒にバケツでアジをすくってまいります。

それをみんなで小割生簀のところまで運ぶ。
トラックからバケツを受け取る1番手はB料理長。
そして2番手がワタクシで、
横付けした足場用のトラックの上から、
地上の奥村さんへとバケツをリレーしてまいります。

このとき気をつけねばならないのが、
「おい!下の人間のことを考えろよ!

す、すみません。

元気なアジがバケツの中で大暴れしたときに、
しぶきが下の奥村さんにかからないよう注意すること。
そうならないよう慎重にバケツを手渡していくのですが、
やっぱりときおりアジが暴れて、
「おい!!!

いやね、ホント、アジがね、元気良くて、すみませんね。



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真偽のほどは定かではありませんが、
A料理長によると、
少し離れた地域で貝毒検査を行ったところ、
別種の二枚貝ではありますが、
5匹中2匹のマウスが死亡したとの話があるとのことで、
ワタクシしばらく様子見をしていたのですが、
販売部Kさんの様子を見ておりましても、
なんとなく大丈夫そうに見えますし、
B料理長は2杯目のおかわりをしているし、
事情を知らぬまま、あとからやってきて、
「え?マウス?ネズミが入っとん?」
大盛アサリを3杯たいらげた猛者もあらわれたところで、
これはおそらく大丈夫そうだなと判断し、
ワタクシもついに禁断の「あさりの味噌汁」に手を出すことに。

ズズッ。
美味い!!

透明感のある上品な味で、
旨味が口の中いっぱいに広がる。

メチャクチャ美味しいじゃないですか!!
あまりの美味しさにワタクシもすぐに2杯目をおかわり。
くはぁーっ、美味い!

味付け天才!!

「俺は毒見だけしてやめたけど」(A料理長談)
ちなみにですね、貝毒っていうのはホントに危険で、
麻痺性貝毒の場合だと、食後約30分で舌、唇などがしびれ、
重症だと生命にかかわるようなこともあるようですので、
「貝毒情報」が入っている場合には、
絶対に食べないようにしてくださいね。



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というわけで完成した「あさりの味噌汁」
美味しそうな香りがいたしますが、
A料理長の入手した情報によりますと、
近隣のちょっと離れた地域の貝(別種)を、
貝毒検査にかけたところ、
5匹中2匹のマウスが死亡したとのこと。
「ちょっと大袈裟にいよるけど」(A料理長談)
ま、貝の種類も獲れた場所も違うため、
そのことをもって「この貝はヤバい」
ということにはなりはしないのですが、
それでもやっぱりちょっとだけ不安にはなるんですよね。
「ネギが歯にはさまって口がピリピリする」
毒見役のA料理長の言葉は参考になりそうもないし。

しかしながら、作ったB料理長は、
「ごっつ美味いぞ」
そんなことなど気にせずバリバリ食べている。
しばらく様子見をしていたものの、
なんとなくいけそうだと感じた販売部Kさんが、
誘惑に負けて台所へと歩いてまいりまして、
たっぷりのアサリが入ったお椀を持って帰ってくる。
そして自分の席に戻る前に、
それをこちらに見せつけまして、
今度はワタクシを誘惑してくるわけでございます。



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引田漁協の台所。
「みんな食べて」
聞けばB料理長が味付けしたとのことで、
鍋のフタを開けてみますと、
中には美味しそうな「あさりの味噌汁」がたっぷり。
ただですね、
少しばかり問題といいますか、
気がかりなことがございまして、
「マウスが2匹死んだらしい」(A料理長談)
ん-と、なんといいますか、
直接の関係はないのですが、
つい最近の話で、
すこし離れた近くの地域でですね、
さらには貝の種類もまったく違うのですが、
貝毒の検査をしたところ、
5匹中2匹のマウスが死んでしまったという、
真偽不明の情報が入っているらしく、
「ちょっと大袈裟にいよるけどな」(A料理長談)
ちょっぴり危険な要素といいますか毒素といいますか、
そういうものを含んでいる可能性がなくもないという、
かなり微妙な状況なんですよね。

「毒見しよか?」
ということで、引田漁協が誇る味見名人「A料理長」が、
毒見を兼ねて味見開始。
「うん、いける、いや、ちょっとピリピリするな」
・・・・・・。

「いや、ピリピリはネギや、ネギが歯にはさまっとった」
ちなみにですね、ちょっと調べてみたところ、
麻痺性貝毒の症状としては、食後約30分で舌、唇などがしびれ、
重症だと生命にかかわるようなこともあるみたいですよ。



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ドルッ、ドルッ、ドルルルルッ。
事務所入口の靴散乱問題を解決すべく、
購入いたしました「靴箱」をただいま皆で組み立て中。
ま、散乱というほどではなかったようにも思いますが、
外履き、スリッパ、そして長靴、ときには冬用長靴まで、
履物が多めの事務所ですので、
これまでどうしても入り口のところがですね、
靴でいっぱいになってしまうことがあったんですよね。

ドルッ、ドルッ、ドルルルルッ。

靴と、スリッパと、長靴の、
それぞれの高さに合わせて仕切りを調整。
せーの、よっしよっしよっし。

組み立てた完成品を、
あらかじめ計算して開けておいたスペースに運び込む。
うーん、ぴったり。

新たな靴箱にみんなの靴を収納してまいりますと、
「おっ、ええな!」
「バッチリやな!」
ほんと、メチャクチャすっきりしましたよね。



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ピッ、ピッ、ピッ、ピッ。
ボンデン設置場所の記憶作業は順調そのもの。
ワタクシもだんだんと慣れてまいりまして、
漁師さんの合図がなくとも、
なんとなくタイミングが分かるようになってきて、
最終的にはアイコンタクトでピッピッピッ。
GPSプロッターの画面上には、
ボタンを押すごとに、
ボンデン設置場所が追加表示されてまいります。

そんなこんなで約30か所。
養殖漁場を囲むように、
竹の棒が設置されてまいりまして、
これが広い海の上での目印となってまいります。
本来であれば毎回ですね、
海上から見える島や遠くの山の形、
もしくは陸上の目印となるようなものを、
複数の方角で合わせることで、
位置確認をする必要があるわけですが、
こうして事前に正確な位置を割り出しボンデンを設置しておくことで、
その手間が省け、
この範囲が「養殖漁場」ですよと、
一目で分かる状態になるというわけなんですよね。



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