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引田漁業協同組合が全力でお届けしています。
カメの手の中
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ちなみにですね、このカメノテ、

食べ方としましては「塩ゆで」がオススメ。

ゆであがったものをですね、

そのまま食べるのではなくて、

皮をむいてから食べるのが正解。

正確には、亀の爪の部分を持って、

脚の部分をパコッと外す、

もしくはブチリと皮をちぎれば、

中から身だけが出てまいりますので、

それを取り出してそのままパクリと食べれば大丈夫。

弾力があって、旨味があって、

イカのような、イカじゃないような、

むぐむぐの食感で本当に美味しいんですよね。

機会があればぜひ食べてみてくださいね。

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カメノテ
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こちらは「カメノテ」

デコボコした肌の質感もそうですし、

爪のところの感じだってそう。

これがそうだと言われてしまうと、

信じてしまいそうになるほどに、

「亀の手」そのもののような気がしますよね。

ですがコレ、

本物の「亀」の手ではございません。

こんな見た目ではありますが、

磯なんかの岩場に生えたりしている、

甲殻類の一種なんですって。

ただ、岩の間なんかにビッシリギッシリミッチリと、

隙間なくぎゅうぎゅうに密集していたりしますので、

ずっと見てると持ち悪く感じる場合もあるんですよね。

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令和5年度 香川おさかな大使
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「令和5年度 香川おさかな大使勉強会」

ハマチのエサやり体験、

タイ釣り体験、

養殖についての説明等々、

こちらでの勉強プログラムはすべて終了。

このあとも、大使のみなさんはですね、

香川県水産試験場へと移動し、

勉強会はまだまだ続くそうですが、

とりあえず我々とはここでお別れ。

「また、ひけた鰤の出荷式に来てな」

販売部Kさんの言葉に笑顔で答えてくださいました。

今後、各種イベントなどに参加が予定されている、

「令和5年度 香川おさかな大使」

我々も精一杯応援してまいりたいと思います。

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説明開始
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「令和5年度 香川おさかな大使勉強会」

最後はマーレリッコ2階にて、

販売部Kさんによるハマチ養殖の説明開始。

特に引田漁協におけるブリの養殖、

「ひけた鰤」についての説明を重点的に。

ちなみに、「ひけた鰤」の養殖に使用するイケスはですね、

大型小割と呼ばれる縦横25メートルで、

深さ20メートル以上の超大型サイズ。

これは通常の養殖に使用する生簀と比べると、

はるかに大きいものなんですよね。

もし赤潮が発生したとしても、

この深さを使って魚たちの避難場所を確保することができ、

危険なゾーンから魚たちは逃げ回ることが可能となる。

さらには広々とした環境で育てることにより、

身の締まった美味しい魚が出来上がる。

というわけで、この大型小割が「ひけた鰤」の美味しさの、

ひとつの要素となっていたりもするんですよね。

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タイ釣り大使
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香川おさかな大使勉強会。

香川県東かがわ市引田の安戸池にございます、

体験学習館マーレリッコの桟橋にて、

ハマチのエサやりを体験していただいたあと、

続いて隣のイケスへと移動しまして、

今度はタイ釣り体験開始。

経験豊富な指導員からアドバイスを受けいざ勝負。

一瞬で食いつくタイ。

大きく竿をしならせながら見事にそれを釣り上げる。

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香川おさかな大使3名が順番に挑戦し、

それぞれが1尾ずつ釣り上げたところで、

タイ釣り体験も無事終了となるわけでございます。

ちなみに今回の「ハマチのエサやり」と「タイ釣り体験」

有料ではございますが、

小さなお子様でもお楽しみいただけます。

海と魚と友達になる!

楽しむ安戸池。

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また、隣接するレストラン「ワーサン亭」もオススメ。

安戸池釣り場「フィッシュフック」では、

ハマチ、カンパチ、タイなどの放流魚を相手に、

本格的な海釣りができちゃったりもしまして、

ハマチ養殖発祥の地「安戸池」は今、

いろんなことが楽しめる施設が充実しております。

詳しくは㈱ソルトレイクひけたのホームページで確認してみてくださいね。



「ソルトレイクひけた」

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エサやり大使
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令和5年度香川おさかな大使勉強会。

東かがわ市引田の安戸池(あどいけ)にございます、

体験学習館「マーレリッコ」の桟橋の先にて整列。

エサ入りバケツOK。

エサやりスコップOK。

立ち位置もOK。

すべての準備は整ったようでございます。

それでは、元気よくまいりましょう!!

香川おさかな大使によるエサやり体験、

どうぞ!!!

せーの、うぇーい!!

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バラバラバラッ。

豪快な一撃が放たれたと同時に、

水面が沸き立ちまして、

エサを求めて暴れ始めるイケスの中のハマチたち。

バチャバチャバチャバチャ。

バチャバチャバチャバチャバチャ。

バチャバチャバチャバチャバチャバチャ。

バチャバチャバチャバチャバチャバチャバチャ。

ダバダバダバダバダバダバダバダバ。

ハマチたちもいつも以上に張り切っている様子でございます。

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香川おさかな大使
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「令和5年度 香川おさかな大使勉強会」

ということで、令和5年度の香川おさかな大使3名が、

東かがわ市に来てくださいました。

香川県漁連引田加工センターでの見学を終えたあと、

こちらは同じく東かがわ市引田にございます、

ハマチ養殖発祥の地「安戸池(あどいけ)」の、

体験学習施設「マーレリッコ」にて、

ハマチ養殖の歴史を学んでいただきます。

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映像を見終わったところで今度は外へ。

販売部Kさんからエサ入りバケツが手渡されまして、

みんなで、ハマチのエサやり体験へ出発。

販売部Kさんを先頭に、

桟橋をどんどんと進んでまいります。

天気は快晴。

気温はかなり高めではありますが、

絶好のエサやり体験日和となっております。

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スーパーホワイト
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こちらは漁師さんが持ってきてくれた「白いナマコ」

幸運を呼ぶシロナマコなんて言われたりもするような、

貴重で希少で非常に珍しい存在なんですよね。

さらに、ここまで立派なサイズで、

ここまでちゃんと白いのは稀な気がする。

これまでにも何度かシロナマコを見てきたわけですが、

これほどまでに美しいのは初めて。

漁師さんの希望で水族館に提供することになり、

新屋島水族館へ連絡。

同じカゴに入っていた、

他のいろいろな魚とともに、

もらわれていくことになったわけでございます。

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海上を飛ぶ
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船の穴の中へと逃げ込んだハチは、

そのまま出てくることはありませんでしたが、

一応周囲を警戒しながら、

船の後部で「トビウオ」出現のときを待つ。

しかしながら、

トビウオなんて全然出てくる気配なし。

漁場環境調査の作業を進めつつ、

珍しいクラゲなんかを探すも見つからない。

クラゲ、クラゲ、トビウオ、トビウオ。

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島の沖でも見つからず。

近くを見ても、

遠くを見ても、

飛んでるのは普通の鳥だけ。

トビウオなんてそう簡単には出てこない。

ま、撮ろうと思って撮れるようなものではないですもんね。

偶然、たまたま、タイミングがばっちり合ったときに、

奇跡的に撮影できる類のモノだと思いますので、

いつの日かそのときが来るのを気長に待ちたいと思います。

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後部戦線異状なし
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海の上を飛ぶ「トビウオ」を撮影するため、

船の後部でカメラを構えて待機中。

周囲をきょろきょろと見まわして、

トビウオ出現のタイミングを逃さぬよう、

目を凝らしておりますと、

船のすぐ隣を、

同じスピードで飛ぶ「ハチ」発見。

ハチの飛行速度って、

船のスピードについてくることが出来るほどに、

速いんだなぁと感心しておりますと、

このハチ、何を思ったか、

急にブィィィィンとワタクシめがけて突進してくる。

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うぉぉぉぉおおい!!

咄嗟に攻撃をかわして、

近くにあったデッキブラシを手に取る。

ハチは船の周囲をブンブンと飛び回り、

沖へと進む船の後部で、

人知れず始まったハチ対人間の異種格闘技戦(武器あり)。

ハチを刺激することを恐れるあまり、

防戦一方の展開となりつつありましたが、

いつの間にかハチは船の前方へと移動。

そしてそのまま船の側面に開いている、

穴の中へと入りこんでしまったことで、

勝負の結果はかろうじてワタクシのリングアウト勝ち。

となったのですが、やっかいなことに、

この中にハチの巣が出来てしまっている感じなんですよね。

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トビウオ撮ります?
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トビウオが飛んでいるところを撮影したいということを、

先日このブログでちらっと言ってみたところ、

「じゃ、トビウオ撮ります?」

という流れになりまして、

「たまには舵を握りますよ」

と、若手職員が今回は操船を担当してくれることに。

「みんな島のむこうでトビウオを見たっていよる」

と、トビウオ出現地帯も、

すでに彼の頭に入っている様子なので、

そういうことならとすべてお任せして、

ワタクシカメラを構えて船の後部で待機中。

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「ああっ!アレッ!!」

快調に沖へと向かっていた船が急停止。

船の窓から身を乗り出して、

「あそこに何かおる!!!」

指さす方向を確認するも、

残念ながらワタクシの目では何も確認できず。

「沈んでいった」

「スナメリやなアレは」

と、いうことでワタクシ知らぬ間に、

シャッターチャンスを逃してしまったようではありますが、

気を取り直して「トビウオ」の出現を待ちたいと思います。

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豆アジの南蛮漬け
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漁師さんにいただいた豆アジの南蛮漬け。

完成でございまーす。

サイズのほうは6センチくらいなのかな。

頭からまるごと食べるには、

ちょっとだけ大きめではありますが、

南蛮漬けだと、

「揚げ」の力と「酢」のパワーで、

骨も気にせずガシガシいけるハズ。

それではいただきます。

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頭からガブリ。

もごもごもごもご。

旨い!!!

甘酸っぱいこの味が最高なんですよね。

頭の先から尾ビレまで、まるごとガシガシ食べられる。

骨もまったく気にならない。

もごもごもごもご。

メチャクチャ美味しい。

豆アジの南蛮漬け、オススメですよ。

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豆アジ
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引田漁協魚市場より「豆アジ」

数のほうはそれほど多くはないのですが、

ここのところ市場には20箱、

もしくは30箱くらいの量が並ぶことが多いんですよね。

「おかずに持って帰るか?」

アリガトーゴザイマース!!

漁師さんにお礼をいって豆アジ確保。

市場に並べる魚はですね、

一箱に入れるだいたいの量が決まっておりますので、

それに満たない半端の残りをですね、

今回いただけることになりましたので、

とりあえずすぐに冷蔵庫に保管。

仕事終わりに忘れず持って帰りまして、

ざっと水洗いして、

頭も内臓も除去せずにまるごとそのまま。

片栗粉をまぶして油で揚げて、

ひさしぶりに「南蛮漬け」にして食べてみようと思います。

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みちにタコ
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こちらは引田漁協魚市場。

朝の荷受けで持ち込まれたタコを計量中。

受け取ったバケツからネットをつかんでタコを取り出す。

「タコ三つな」

が、出てきたのはタコふたつ。

残りひとつは空のネット。

「三つおらんか?」

いませんねぇ。

かわりに空のネットがはいってますけど。

「ええっ、落としてきたんかな?」

自転車で市場へとやってくる途中で、

後ろの荷台にのせたバケツの中から、

ネットの結びをどうにかほどいて、

タコが脱走した可能性大とのことで、

あわてて来た道を引き返すことになった漁師さん。

しばらくしてから再び市場にやってまいりまして、

その手には巨大タコがしっかりと握られていたわけで、

「道に落ちとった、逃げてなかった」

ということで脱走ダコ無事確保。

めでたしめでたしでございます。

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さーもん・ハマチ2色盛定食
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というわけで、ワーサン亭で注文したメニュー。

「さーもん・ハマチ2色盛定食」

さっそくいただいてみたいと思います。

まずは色鮮やかな「讃岐さーもん」から。

もごもごもご。

うん、美味しい。

脂ものってて非常に美味。

ちなみに「讃岐さーもん」とはですね、

香川県で海面養殖されたトラウトサーモン(海面養殖ニジマス)のこと。

もごもごもごもご。

やっぱり「讃岐さ-もん」は刺身で食べるのが一番ですね。

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そしてこちらはハマチの刺身。

その色合いからですね、

キッチリと管理されていることが分かります。

透明感のある白っぽい身の色は、

活き締め血抜き処理が適切になされている証拠。

それが出来ていないと赤黒い色になったりしますもんね。

ぱくっ。

もごもごもご。

養殖ハマチ(ブリ)はやっぱり美味しい。

さーもんとハマチ(ブリ)の両方の味が楽しめる、

「さーもん・ハマチ2色盛定食」

これはオススメですね。

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ワーサン亭
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やってまいりました。

こちらは東かがわ市引田にございます「ワーサン亭」

席について窓の外に目をやると、

そこに広がるのはハマチ養殖発祥の地「安戸池」

現在は管理釣り場となっていたりもするわけですが、

ここ「ワーサン亭」はですね、

豊かな自然を愛でながら、

食事を楽しめる場所となっているわけでございます。

とりあえずメニューを手に取り、少しだけ悩んでみる。

うーん、やっぱりコレ。

ハマチ養殖発祥の地にふさわしいメニュー。

絶対に外せない、養殖ハマチを使ったお刺身。

そこに「讃岐さーもん」の刺身が合わさった、

「さーもん・ハマチ2色盛り定食」

これですよね。

ちなみにですね、

11月頃から年末あたりぐらいまでかな。

その期間中は出荷が始まりますので、

引田漁協のブランド養殖魚である、

「ひけた鰤(ブリ)」が使われるのですが、

現在は時期外れのため他県産のものを使用しているはず。

「ひけた鰤」じゃないのは残念ですが、

どこのものであってもですね、

養殖物ってのは品質が安定しているので、

安心感があるんですよね。

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見えないクラゲ
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さてさて、こちらが沖から持ち帰ってきたクラゲ。

といいましてもですね、

クラゲの透明度が高すぎてよく見えないんですよね。

しかしたしかに「いる」んです。

よーく目を凝らしてみますとホラ。

薄っすらとではありますが、

体の模様、

何本かのラインが見えてまいります。

というわけで、こちらがその透明クラゲ。

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正式な名前は調べておりませんが、

バケツの中ですらこういう状態で、

発見が困難な存在ですので、

海で見つけるとなると、

ホントに注意していないと、

なかなか気付くことが出来ないかもしれませんね。

他にも透き通って見えにくく、

刺されると危険な種類のモノもいたりしますので、

海に行かれるさいには注意してくださいね。

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クラゲもついでに
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漁場環境調査。

魚類に有害なプランクトンの発生状況を確認するため、

船で沖へと向かう途中、

「トビウオ」を発見したものの咄嗟のことで反応できず。

撮影の機会を逃してしまったのですが、

ま、それはそれとして船再発進。

養殖漁場に到着すると、

船が流されて養殖小割に近寄っていたりしないか、

周囲の状況に注意しながら、

海中の酸素濃度を測定したり、

透明度を確認したり海水を採取してまいります。

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しかし、またまた増えてきましたね。

クラゲ。

「四ツ目」と呼ばれる白っぽいのが多数。

停止中の船の下を潮の流れに乗って移動していくのが見える。

目を凝らしてよく見ると、

違う種類の小さくて透明度の高いヤツもいくつか目につく。

採水のついでに、

それら透明クラゲも採取して、

持ち帰りたいと思います。

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飛び立つトビウオ
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漁場環境調査のため沖へ。

船を操縦するのはワタクシ。

最近ではこうして船で沖へと出る機会が増えてまいりまして、

実はそのたびに期待していることがあるんです。

それは「トビウオ」との出会い。

以前、飛んでいる状態のトビウオを見かけたことがあるのですが、

それはもう本当に凄かったんですよね。

海上をですね、

それなりの高度を保ってですよ、

ズシューーーーーンと飛行するその姿はそれはもう、これはもう。

以来、再びトビウオと出会える日をですね、っと、ん?

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ストーップ!!!

レバーを戻し、船を停止させる。

いましたよ今!!

この船に驚いて、

真横に飛んで逃げる姿を、

ワタクシこの目でハッキリと見ましたよ。

ただ、驚いて飛ぶのと、

その気になって飛ぶのとでは、

やっぱりトビウオの方も気合の入り方がまったく違うみたいで、

今回は高度も飛距離もぜんぜん出ていなかった。

もちろん船を停めてカメラを構えても時すでに遅し。

いつかその雄姿を動画に収めて紹介したいなぁ、

なんてコトを考えながら船を走らせるある日の朝でございます。

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赤潮プランクトン
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漁場環境調査。

養殖漁場の海水を持ち帰ると、

船を降りまして、

そのまま検鏡室へと移動。

魚類に有害なプランクトンが発生していないか、

顕微鏡を使ってじっくりと調べていくわけなんですね。

0メートル、10メートル、20メートル。

深さごとに採取した海水を、

それぞれ入念にチェックしてまいりますと、

プランクトンがほとんどいない場合もあれば、

それなりに見つかる場合もございます。

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とは言いましても、

すべてが魚類に有害なわけではなく、

とくに影響のないモノも存在しますので、

それらを見分けていくことが重要になってくるんですよね。

黒く小さな球形のモノや、

四角くて透明っぽいヤツ、

クルクルと回転しながら泳ぐモノ、

いろんなプランクトンがいるわけですが、

「出た!!」

こちらが最重要種ともいわれる存在で、

コイツが発見されるとあまりよくはないんですよね。

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潮目が変わる
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漁場環境調査。

霧が濃くなってくるなか、

販売部Kさんの操縦で沖へと向かう。

風はないものの、

海面は少々ざわつき気味。

ところが、その向こうに、

一部分だけではありますが、

長い白い線が見えるんですよね。

ま、正確にいうと、

白くはないのですが、

その部分だけ海面がざわついてなくて、

白っぽく見える一帯があるんです。

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「あれが潮目や」(販売部Kさん談)

その一帯へと進入したタイミングで、

船を停止させてもらうと、ホラ。

そのあたりだけ、

海面がまったくざわついていなくて、

波ひとつないのっぺりとした状態。

「潮目にはゴミがたまるんや」

見るとたしかに、

木片などの浮遊物が集まって浮かんでいたりもする。

「ここだけ全然感じが違うだろ」

というわけで、

この場所が潮の流れのちょうど境目なんですって。

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ツノナガコブシ
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陶器のように艶やかで滑らかな肌(体)をした、

こちらの生物の名は「ツノナガコブシ」

カニでありながら横歩きだけじゃなくて、

前にも歩ける変わり者。

性格はおとなしい感じで、

撮影のためにしばらく手で持っていても、

激しく暴れたりはしないんです。

別に逃げるそぶりを見せるでもなく、

慌てている様子も見受けられない。

ただただ、ジッとしているだけ。

あまりにおとなしいので、

完全に油断していたら、

ハサミを使って、

ワタクシの指をそーっと鋏もうとしてきたので、

罰として逆立ち状態にして立たせてみたのですが、

こうしてみますとですね、

最初は違和感を感じた、

「ツノナガコブシ」の名前の「ツノナガ」の部分がですね、

ま、長くないこともないのかな、

というふうに思えてきたりもするわけでございます。

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小さな2本の
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というわけで「サケガシラ」

折りたたんで元の場所へと戻したあと、

事務所でいろいろと調べておりますと、

どうやらですね、

「サケガシラ」の口の部分はですね、

引っ張るとかなり伸びるみたいなんですよね。

そういうことなら、どれくらい伸びるのかを、

実際に確認しておくべきだな、

という考えに至りまして、

再び市場へと戻りまして検証開始。

口先をつまんでゆっくりと引っ張りますと、

痛ッ!!!!

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口の中に入れた指先にチクリとした痛み。

実際にはそれほどの痛みではなかったのですが、

油断してたしビックリしたから声が出ちゃいました。

口の中を確認しますと、うわぁ。

上顎の先端部分に、

2本しかない小さい小さいキバ発見。

これが刺さってチクッとしたんですね。

さて、気を取り直して、

サケガシラの口部分を引っ張ってみますとホラ。

ま、想像してたほどではありませんが、

たしかにそれなりには伸びるみたいですね。

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サケガシラ
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謎のお魚の名前が判明。

「サケガシラ」

折りたたまれた状態ではアレですので、

市場の床に広げてみますと、

やはり「リュウグウノツカイ」っぽい見た目。

体表は白っぽくなっておりますが、

よく観察しますと、

もともとはタチウオのように銀色っぽい箔があったようで、

それが漁獲のさいに剥がれ落ちてしまったみたい。

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ただ、お腹の部分を見ますとブツブツブツと、

サメ肌みたいになっている部分があったりもいたします。

話によるとですね、

こう見えて美味しい魚なのだそうですが、

薄くてペラペラだし、

わざわざ料理しても食べるところもなさそうなので、

もう一度パタパタパタと折りたたみまして、

もとの場所に戻しておくことにいたします。

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リュウグウ的な
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珍魚が獲れたとの知らせがはいりまして、

朝の市場へ出ていきますと、

待っていたのはこちらのお魚。

これって・・・・・アレですよね。

リュウグウ的な。

「それではないみたい」

というわけで、

かの有名な「リュウグウノツカイ」ではない、

というところまでは調べが進んでいる様子。

確かに、リュウグウにしては、

飾り気がなくてちょっと地味だし、

折りたたまれていて、

ハッキリとした長さはわかりませんが、

それでもそれほど長くはないのが見て取れる。

となると、似た種類のそういうお魚みたいですね。

続く。


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カガミダイ
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引田漁協魚市場より「カガミダイ」

コレによく似た形の「マトウダイ」は、

何度か見かけたことがあるのですが、

この「カガミダイ」という魚は初めてなんですよね。

皮膚感がスベスベで太刀魚みたいな感じなのかな。

で、体の縁に小さなトゲトゲがついていて、

「マトウダイ」と同じような体のつくりになっている。

顔の感じも口の感じも、

マトウダイにそっくりですが、

肌の質感だけがまったく違う。

銀色に輝いて鏡のようだから「カガミダイ」

味はこう見えて美味しいみたいですよ。


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常に周囲を
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漁場環境調査で沖へ。

養殖漁場で採水作業。

並行して海中の溶存酸素量を計測したり、

海の透明度を調べたり。

それと同時に周囲を見渡しながら、

危険はないか、

珍しい魚などが泳いでいないか、

常にチェックをしておりますと、うわっ!!

船のすぐ近くに凄いの発見。

バスケットボールを二回りくらい大きくした感じのサイズで、

海面付近をプカプカ浮いて漂っている。

最初はゴミかなんかにも見えたのですが、

おそらくクラゲなんですよねコレ。

知識がないのでどういった種類のモノかまではわかりませんが、

メチャクチャに触手があって、

危険そうな雰囲気が漂っておりますので、

触ると危険な毒タイプだと思うんですよねぇ、なんとなく。

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ですからですね
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背中の脚で盾になるものを背負う習性があるヘイケガニ。

ですからですね、

市場の水槽のカゴに入れておきますと、

同じくカゴに入れられていた巻貝をですね、

このようにうまくカギ爪でひっかけて、

背負ってしまったりするんですよね。

別にそのままにしておいてもよかったのですが、

撮影のために水から出してしまいますと、

危険を感じて貝を放棄して、

自分だけ水槽の中に落ちて戻るヘイケガニ。

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しばらくしてもう一度水槽の中を覗き込みますと、

ヘイケガニの姿が見えなくなっている。

そこで、別のカニを指ではさんで持ち上げてみますと、

いましたココにヘイケガニ。

今度は背中の脚で別のカニを背負ってる。

背負われた方のカニも、

地に着かなくなった脚のやり場に困ってか、

ヘイケガニにガッチリと抱き着いて、

一見相思相愛のように見えなくもないですが、

実際のところはですね、

ヘイケガニが自分の身を守っているだけなんですよね。

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平家蟹
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ヘイケガニ。

一般的には食用としないため、

通常なら市場には持ち込まれることのない種類。

甲の模様が特徴的で、

見開いた目。

大きく開けた口。

怒りの形相をした人の顔にみえるんですよね。

ヘイケガニの特徴といえばあとひとつ。

背中に4本の脚がある。

通常のカニであれば8本の脚すべてが移動用。

ですが、ヘイケガニの脚は移動用が4本。

では背中にある4本の脚の役目はといいますと、

これがなんと防御用。

この小さなカギヅメ付きの脚で貝やらなんやら、

海の中にあるその辺のモノを担ぎ上げてですね、

それを盾にすることで自分の体を守るわけ。

しかも選ぶ盾の種類によっては、

硬さ重視で敵の攻撃から身を守ったり、

ステルス性重視で隠密行動を優先したり。

もし、イソギンチャクなんかを装備することができれば、

毒タイプとして悠々と生きていくことも可能ですよね。

機動力より、防御力重視。

ヘイケガニってそういうカニさんなんですよね。

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回転窓
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漁場環境調査のため沖へ。

出発時は曇り空でしたが、

途中から小雨が、

そしてついにはドシャ降りに。

そうなりますと、

操縦室のフロントガラスに雨が当たりまして、

視界がにじんで前が見づらくなるんですよね。

でも、操縦者だけは大丈夫。

操縦席の前だけにある丸い小窓。

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この「回転窓」と呼ばれる部分がですね、

高速回転しておりまして、

遠心力で雨粒を弾き飛ばすといいますか、

吹き飛ばすといいますか、

とにかくビュンビュン回転して、

雨粒を寄せ付けない仕組みになっているんです。

ですから、雨で前が見えにくくなったとしても、

操縦者の前だけは「回転窓」のおかげで、

キチンと視界が確保できるようになっているわけなんですね。

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