
さてさて、「ひけた鰤オーナー」募集開始となりました、
このタイミングでですね、
今年も「引田」におけるハマチ養殖の歴史について、
ちょっとだけ説明させていただきますね。
香川県東かがわ市引田はブリ(ハマチ)養殖発祥の地。
昭和3年、引田の安戸池(あどいけ)において、
野網和三郎氏(写真右の人物)が、
世界で初めて、
海水魚であるハマチの海面養殖の事業化に成功したのが、
その始まりでございます。
当時、行き詰まっていた内海漁業の窮状を、
何とかしたいという思いから、
和三郎は水産学校に学び、
卒業後、安戸池を使って試験を開始。
父、佐吉の全面的な協力のもと、
試験開始後わずか2年にして養殖に成功。
「とる漁業」から「つくる漁業」へと、
沿岸漁業の流れを大きく転換させるきっかけを作りました。
引田漁業協同組合の生産者は、
彼の生涯をかけた挑戦の成果である「ハマチ養殖」を引き継ぎ、
そしてその流れが、
現在の「ひけた鰤」へと繋がっているわけなんですね。



農林水産業 ブログランキングへ
スポンサーサイト
| ホーム |