
令和5年度ひけた鰤初出荷式を前にワイワイガヤガヤ。
小学生たちがにぎやかに出荷作業を見学中。
「おーい、後ろに下がっとけ」
「服が汚れるぞ」
沖で活き締めした「ひけた鰤」
その血が飛び散り服を汚してしまわぬよう、
漁師さんが小学生たちに注意を促すも、
どうしても血まみれの魚が気になって、
なかなかその場を動こうとはしてくれない。

「コラー!!!」
販売部Kさんの一喝でしぶしぶその場を移動したのち、
小学生たちはそれぞれに活動を開始。
氷を手に市長と戯れる子。
ブリを延々と撫で続ける子。
突如として才能が開花し、
サイドスローの本格派として、
海に向かって氷を投げる子。
それに続く他の子供たち。
現場は多少混乱しながらも、
式典開始の時間を迎えようとしております。


農林水産業 ブログランキングへ
スポンサーサイト

令和5年度ひけた鰤出荷式を前に、
始まったのは出荷作業見学会。
レーンの上を流れていく「ひけた鰤」を追いかけて、
真剣に出荷作業を見学してくれていた小学生たちも、
ひと通りの工程を見たところで、
結局は同じ作業の繰り返しであることに気付き、
その興味は徐々に別のところへと移ってまいります。
「ぬるぬるでぺタペタ」
出荷用とは別に用意した、
おさわり専用「ひけた鰤」を両手ですりすり。

「さっきからずっと撫で続けてるんです」(先生談)
「手にウロコがひっついた!」
「見て、見て、3つもウロコが」
「手がベトベト」
ベトベトというより、
もはや血みどろ(魚の血)なのですが、
それでも笑顔の小学生たち。
「あっ、ここで手が洗える!!」

出荷ラインの氷タンクの下から、
溶けて水がしたたり落ちているのを見つけると、
みんな集まってきてそこで手洗い。
すぐ近くに飛び散った氷が落ちているのを見つけると、
今度はそれぞれ手にとってワーワーキャーキャー。
そのうちあたりは氷を持った小学生たちでいっぱいに。
「うわー、みんな聞いて」
「氷を持ったまま手を洗ったらすごい冷たい」
いろんな発見があるようでございます。



農林水産業 ブログランキングへ

というわけで令和5年度「ひけた鰤初出荷式」
式典開始の1時間前に始まったのは、
小学生たちによる出荷作業の見学。
船から出荷台の上へと移された「ひけた鰤」をですね、
1本ずつ専用の発泡スチロール箱へと入れていきまして、
パーチをかぶせレーンの上を流してまいります。
ローラーの上を進んで行った「ひけた鰤」は自動で計量され、
その重量が箱に印字され氷打ち機のところまで、
コロコロコロコロ運ばれてまいります。

そこからは自動で氷がドサーッ。
さらに先へと進んだところで、
コロコロローラー行き止まり。
そこからは人力で発泡スチロールを積み上げて、
出荷用トラックの中へと積み込んでまいります。
この工程をですね、
「うわ、すごーい」
「おおきーい」
小学生たちはワイワイガヤガヤにぎやかに、
楽しく見学してくれているわけなんですよね。


農林水産業 ブログランキングへ

令和5年度ひけた鰤出荷式。
式典の前にそれぞれいろいろ準備中。
こちらは初出荷となる「ひけた鰤」を船に積み、
沖から戻ってきたばかりの生産者「三谷祐生さん」
真剣な顔で打ち合わせをしているところみたいですね。
一方こちらは式典後の試食会場となる漁村センター。
ただひとり目を閉じ、
来たるべき解体ショーの時間にむけて、
静かに集中しているのは、
地元引田を代表する料理人「なおじ様」

まだ手元に届かぬ「ひけた鰤」ですが、
想像だけで魚をさばいて、
イメージトレーニングにいそしんでいる様子。
包丁を入れるタイミング、角度、
すべてを頭の中で計算し、
流れるようなしぐさで腕を動かす。
スッ、スッ、スッ、スパーッ、トン。
見えない魚は見事に解体され、
見えない刺身となって、
見えない皿に盛りつけられているようないないような、
なんとも言えない感じではありますが、
とりあえず仕上がりは上々のようでございます。


農林水産業 ブログランキングへ

本日は令和5年度の「ひけた鰤初出荷式」
いろいろと準備があって、
朝から事務所を出たり入ったりと大忙し。
市場ではアジも獲れていて、
そちらの方でも時間に追われている状態。
時計をチラチラ確認しながら、
みんなでアジの箱詰め作業。
予定の時間となりまして、
出荷式のお手伝いにですね、
香川県水産課の方々、
東かがわ市の方々も来てくださって、
現場に移動し会場の設営開始。
パネルを設置しポスターを貼ってと、
皆様方のお力をお借りして、
準備は着々と進んでまいります。


農林水産業 ブログランキングへ

令和5年度「ひけた鰤初出荷式」を明日に控え、
あわただしく始まった確認作業。
「アレ出してきました横長の」
「ああ、あのトラックにつけてもらう横長のヤツな」
「あとハッピはありますか」
「ハッピはここにある」
「ポスターでしょ、押しピンでしょ、ビニール紐でしょ」
「試食用の使い捨てのお皿はここ」
「パーテーションは朝運ぶとして」
「音響機器も大丈夫」
「イス、机、あとは、えーと」
と、まあ、こんな感じでですね、
現在、準備の方をテキパキと進めているところでございます。


農林水産業 ブログランキングへ

引田漁協魚市場より「ヨコワ」
「ヨコワ」といいますと「マグロ」の子供。
ワタクシ初めて見たのですが、
香川県東かがわ市引田においてもですね、
「マグロ」が獲れたりするんですねぇ。
サイズの方は小さめなのですが、
それでもマグロはマグロですもんね。
「横に輪の模様でヨコワかな」
「ワシもこの前釣った」
「けっこうおるみたい」
漁師さんたちも「ヨコワ」を囲んでワイワイガヤガヤ。
ちなみにそのお味の方はですね、
「小さい分味はもうひとつ」
だそうで、
昔は20キロぐらいのマグロも獲れていたんですって。


農林水産業 ブログランキングへ

朝の光に照らされて、
すべてがオレンジがかって見える、
そういう時間帯。
「秋の空になってきたなぁ」
作業の手を止め、
そうつぶやく販売部Kさん。
10月も後半に入ってまいりまして、
仕事の方はさらに忙しくなってきそう。

「ひけた鰤」の初出荷式も、
今週末に予定されているし、
それまでに出荷ラインの組み立て、
「ひけた鰤」オーナーの皆様にも、
配達希望日等の確認をしていく必要があるし、
あとはアレやコレやで他にも予定は盛りだくさん。
いろいろ考えるとゴチャゴチャになってきそうですが、
とにかくひとつずつ確実に、アレ?

そういえば、今日アレありましたよね、絶対。
「ほんまや忘れとった」
というわけで、この流れで急に別の仕事を思い出し、
あわてて発送の手続きに取り掛かる、
そんな状態になったりもする今日この頃でございます。



農林水産業 ブログランキングへ

ここのところずっとなんですけど、
市場の前でアジの荷揚げをしているとですね、
必ずといっていいほどやってくるんですよね。
バケツリレー方式で、
荷揚げの階段を一段ずつ、
みんなで手分けして持ち上げる作業をしていると、
ブーンとどこからともなくやってくる。
最初は働く我々の周囲を飛び回っているのですが、
最後はいつもアジのところへ。
フォークリフトで市場の中へと、
アジを運び込んでもですね、
それを追いかけて一緒に中までやってくる。
黄色くて大きいスズメバチが1匹。
毎回、こうしてアジを狙って飛んできては、
食べようとしているのか、
それとも観察しているだけなのか、
とにかくアジに異常な興味をもっているようで、
まったくそこから離れようとしないんですよね。
アジとハチ。
両者がどういった関係なのかはハッキリしませんが、
もしかするとアジにはハチを惹きつけてやまない、
特別な「何か」があるのかもしれませんね。



農林水産業 ブログランキングへ

引田の秋祭り。
我らが引田漁協の御船「八幡丸」の操縦席。
臨時の船長としてワタクシ、
効かない舵をぐるぐる回して、
右へ行ったり左へ行ったり。
ふらつく御船をなんとか制御し、
船長不在の緊急事態を無事乗り切ることに成功。
あとは戻ってきた船長にすべてお任せ。
途中、話に出ていた「ひ孫」さんとも出会えたようで、
操縦席に抱き上げての撮影タイム。
差し入れのたい焼きをいただいたり、
「カスタードクリームや」(B料理長談)
最後の最後で行列が動かなくなったり、
風が強くなってきたり、
だんだんと日が暮れてきたりしながらですね、
お祭りもいよいよ最終局面となりまして、
長かった一日がようやく終わろうとしているわけでございます。



農林水産業 ブログランキングへ

引田の秋祭り。
折り返し地点からの帰り道。
行列を進む「八幡丸」の操縦席から、
突如として脱走を開始した我らが船長。
その姿は隣家のガレージの奥へと消えていきまして、
ワタクシあわててがら空きとなった操縦席へ。
急な出来事ではありますが、
船長に代わり舵を握って、
ぐるぐるぐるぐるぐる操縦開始。


ですが、この八幡丸のハンドル部分はですね、
「遊び」の範囲がメチャクチャに大きくて、
2回転空回りしてやっと舵が効き始めるといった具合。
ですから、左右の微調整も簡単ではないんです。
空回りの2回転がどうしてもタイムロスになりますので、
思った通りに船は動かず右へ行ったり左へそれたり、
舵をぐるぐる回しに回して全力で対応を試みるも、
ふらふらぐらぐらふらつきはとまらない。

とにかく、おそらくトイレへと行ったであろう船長の、
一刻も早い復帰を願うばかりでございます。



農林水産業 ブログランキングへ

引田の秋祭り。
午後からは折り返しの帰り道。
行列の中ほどを引田漁協の御船「八幡丸」も、
ゆっくりと進んでまいります。
そしてその内部はですね、
スピーカーから大音量で流れる「八幡丸船歌」
そして後方から鳴り響く獅子の鐘や太鼓の音で、
通常の会話もままならないような状況なんですよね。
ですから、すぐ隣の船長が話しかけてきても、
「ピーマン?」
なんとなくしか聞き取れない。

何度聞き返してみても「ピーマン?」
なぜこの状況でいきなりピーマンの話???


といったコトになってしまうのですが、
耳をめいっぱい近づけて何回も何回も確認すると、
「ピーマン」じゃなくて「ひーまご」ということが判明し、
「ひーまごが来るんや」
つまりは「ひ孫が来る」という話であったことが分かるわけ。

そんな感じですので会話は上手く成立せず、
急に船長が操縦席を離れ、
八幡丸から脱走を企てたときもですね、
それまでの状況からなんとなく、
トイレへと向かったんだろうなと想像し、
臨時船長としてワタクシが舵を取ることになるわけでございます。



農林水産業 ブログランキングへ

引田の秋祭り。
引田の街並みを練り歩き、
行列がたどり着いた「おたび所」にて、
八幡丸を停止させみんなで昼食休憩の時間。

いやぁ、それにしてもいろいろありました。

満身創痍といいますかなんといいますか、
八幡丸もいろいろあってアレですし、
八幡丸の舳先と壁の間で押しつぶされそうになって、
販売部Kさんも道中あやうく大けがするところだったし、
他にもかなり危険な場面があったりして、
御船の内部からヒヤヒヤしながら見ていたのですが、
無事にここまでたどり着けたのはホント奇跡的。

緊張感から解き放たれて、
お弁当を食べながら、
しばしのあいだリラックスタイム。

休憩をはさみ午後からは折り返しの道のりとなりまして、
八幡丸もまた行列の中ほどをですね、
誉田八幡宮へとむかって、
ゆっくりゆっくりと進んでいくことになるわけでございます。



農林水産業 ブログランキングへ

引田の秋祭り。
引田漁協の御船「八幡丸」も、
御神輿に続いて引田の街並みの中を、
ゆっくりと進んでまいります。
今回ワタクシは内部担当。
外部担当は基本的に八幡丸の動力となり、
船を前へと押し進める役目なのですが、
船の内部担当となると仕事は様々。
船長が「栄養ドリンク」が欲しいといえばサッと手渡し、
その頻度が多くなり過ぎれば「1日1本」って書いてますよと、
注意喚起をいたしまして以後お茶を提供したりして。

あと外部からの飲料の要求にも迅速に応える必要あり。
「ビール」「ジュース」「ブラック」「微糖」
体力の消耗した外部船押し部隊からの、
さまざまな要求に的確に対応していきつつ、
「酎ハイくれ」
ないものはないとキッパリ断る勇気も必要。
船が難所を通過する際は外部からの「ビール」要求も後回し、
船長の補佐を優先しつつ、
「みかんくれぇ」
ないものはないとキッパリ断ってまいります。



農林水産業 ブログランキングへ

引田の秋祭り。
いよいよ時間となりまして、
船長の合図であらかじめスピーカーに接続しておいた、
ラジカセのスイッチを入れまして、
「八幡丸船歌」を大音量で流します。
おーうおほん、わーあんがは♪
同時に、後方では獅子の太鼓がけたたましく鳴り響き、
出発のときとなるわけです。
ぐっと舵を握りしめる船長。

最初の難関「直角カーブ」も順調に切り抜けて、
引田漁協の御船「八幡丸」はゆっくりと進んでまいります。
ちなみにこの「八幡丸」
かなり古くからあるようで、
「ワシが子供のころからあったぞ」
と、年配の漁師さん。
その昔は車輪も木製だったそうで、
「木のタイヤに鉄板まいとった」
とのことなのですが、
現在では快適な走りを追及するため、
ゴム製のタイヤを使用しているわけでございます。



農林水産業 ブログランキングへ

さてさて、昨日は引田の秋祭りに参加してまいりました。
早朝の誉田八幡宮。
前日に飾り付けを終えた引田漁協の御船「八幡丸」に、
旗やのぼりを取り付けて、
最終の完成形体に作り上げたところで準備完了。
心配されていた雨の方も、
夜のうちにあがったようで、
天気のほうはバッチリみたい。

ちなみに、今回ワタクシは内部担当。
御船のエンジンとなる外部の船押し部隊とは別に、
内部で音楽をかけたり、
船長の補佐をしたり、補助をしたり、
ときには励ましたり、元気づけたり、
あるときは手が離せぬ船長にかわり、
ペットボトル飲料のフタを開けたりもする、
そういう役目を担当するわけなんですよね。



農林水産業 ブログランキングへ

「オキザヨリ」と「エソ」のすり身で作った、
「てんぷら」の完成でございまーす!!
ワー!ワー!ワー!ワー!

「すり身」状態になったモノをもらったものですので、
すでに「下味」がついているのかどうか、
そのあたりが分からずに不安だったのですが、
「ついている」「ついていない」確率としては50%
そこで「ついていない」ほうに賭けて、
塩を追加し勝負に出たのですが、ムムッ。

ムムムムムム。

どうやら、すでに味付けをしていてくれたようで、
とんでもなく塩辛いのが出来ちゃたみたい。

一口目は美味しく感じるんだけど、
後からやってくる塩味がすごくて、うぐっ。

くーっ。

味自体は美味しいんですけど、
塩がキツイとここまで食が進まなくなるのかと、
むしろ感心したりしながら、
責任をもって食べ進める。

ただ、塩加減に気を付けて上手に作れば、
絶対に美味しいハズ。

機会があればぜひご家庭でも挑戦してみてくださいね。



農林水産業 ブログランキングへ

青い身をしたオキザヨリ。
漁師さんからいただいたものの、
どう処理すればいいのかわからず
若手職員にその所有権を譲ることにしたわけですが、
翌日、それが「すり身」になった状態で、
手元に戻ってきたわけなんですよね。

サイズもけっこうあったし、
肉厚でもあったので、
身の量が結構多かったらしく、
趣味の釣りで手に入れた「エソ」と混ぜ合わせて、
「すり身」を作ったそうで、
そのお裾分けをいただいたというわけ。
混ぜ合わせた「エソ」の影響でか、
身の色も「青」というより「灰色」に近くなった感じで、
見た目的にも食べやすそう。
この「すり身」を使って、
今回は「てんぷら」を作ります。

ちなみに、こちら香川県では魚のすり身を油で揚げたものを、
「てんぷら」と呼ぶわけなんですね。



農林水産業 ブログランキングへ

トントントン。
「オキザヨリ」を手際よく解体していくその様子をすぐ近くで撮影中。
そうそう。
オキザヨリの仲間といいますか、
似たもの同士といいますか、
よく似た種類に「ダツ」と「サヨリ」がいまして、
それらの魚の骨の色はですね、
普通の魚のように「白色」ではなく、
なんと「青色」をしているんですよね。
ですから、仲間であるこの「オキザヨリ」の骨も、
おそらくは青系のハズ。

確認のため、
3枚におろした切断面を確認しますとホラね。
やっぱり、骨の色は「青」ですね。

というよりも、むしろ身の色まで青い感じ。

しかし、ここまで身の色が「青」だと、
ちょっと食欲がなくなるといいますか、
なんといいますか、
そもそも「オキザヨリ」ってどうやって食べるんだろう?

そのあたりからしてよく分からないわけでございます。



農林水産業 ブログランキングへ

というわけで、漁師さんにもらった「オキザヨリ」
このとおり、クチバシがあって、
ギザギザの鋭いキバがあってと、
なかなかにカッコいいお魚なのですが、
コレをどう処理するかとなると、
ちょっとばかり悩むことになるんですよね。

というわけで、問題は先送り。
保冷車の中で一時的に保管しておいて、
あとでどうにかしなくちゃなぁ、
なんて考えていたのですが、
A料理長なんかの協力もありまして、
この「オキザヨリ」の所有権を、
若手職員に譲るということで決着がつきました。

で、ワタクシは料理の様子を、
撮影させてもらうことに。

しかし「オキザヨリ」ってアレですよねぇ。

たまに見かける「ダツ」と違って、
厚みと丸みがあって大きいし、
ホント、巻き寿司とかのサイズ感なんですよね。



農林水産業 ブログランキングへ

お昼過ぎ。
「カメラ持ってこーい」
誰かの呼ぶ声で事務所から出ていきますと、
目の前にフォークリフトが1台。
運んでいたのは・・・なんですかコレ。

ダツ?
細長くてクチバシがあって、ギザギザのキバがついている。
ですが、たまにみかける「ダツ」とは違って、
サイズが明らかに大きすぎるんですよね。
リフトの運転席から「何本でも持っていけ」と漁師さん。
ただ、こんなモノをいただいても、
どう処理すればいいのか分からない。
ホントは撮影させてもらえるだけで充分なのですが、
漁師さんの好意を無下にもできないので、
ありがたく1本だけ頂戴することにして、
「もっともっていけ」
いえいえ、もう、ホント充分ですから。

とりあえずそれを掴んで事務所へと戻ってきたものの、
冷蔵庫には入りそうにないし、
市場の保冷車の中にでも入れておきますかね。

ちなみに、この巨大なダツみたいな魚。
調べてみると「オキザヨリ」っていう種類みたいなんですよね。



農林水産業 ブログランキングへ

というわけで、海面に浮かんだ流れ藻発見。
それにくっ付いて一緒に移動している魚がいるハズ。
ということで船の上から狙いをつけて、
流れ藻をザバリと玉網ですくいあげ、
その成果を確認してみますとホラホラホラね。
こちらの細長いお魚は「ヨウジウオ」
「つまようじ」ぐらいの細さで、
長さはつまようじ2本分ほど。
その口先はストロー状に伸びていて、
かわいらしい見た目なんですよね。
一般的に食用にはしないお魚ですので、
市場で見かけることはない珍しめの存在。
他にも小さな魚やエビなんかが獲れたりして、
このように「流れ藻」には、
いろんな魚がついている可能性があるんですよね。



農林水産業 ブログランキングへ

海に魚がいることは当然と言えば当然ですが、
それを見つけるのは非常に困難なんですよね。
ときおりボラなどが水面から飛び上がったり、
水面近くを泳いでいたりするのが見える程度で、
船での移動中に魚をみかけることは非常にまれ。
なかなか魚の方からは姿を見せてくれないのですが、
こちらから積極的に見つけにいく方法はありまして、
それが「流れ藻」
正式な呼び名は分からないのですが、
とにかく水面を漂う植物的な浮遊物。
そういうのを見つけた時には、
よーく目をこらしてみてみると、
小さな魚が一緒に泳いでいる場合があるんですよね。
せっかくですので、
今回は海で見つけた「流れ藻」をキャッチ。
いっしょに魚が獲れていないか、
確認してみることにいたします。


農林水産業 ブログランキングへ

ちなみに安戸池にはですね、
いろんな魚がいるんですよね。
といいますのも、水門の金網の目をすり抜けて、
海側から天然の小さい魚たちが勝手に入ってくるんですよね。
なかには珍しいのもいたりして、
水面に漂うこちらの落ち葉みたいなもの。
これがお魚だったりもするんですよね。
パッと見ただけでは絶対に分からないレベルで、
葉っぱがゆらゆらと揺れているその動きにも違和感なし。
ですが、カメラをズームして撮影してみますとホラ。

葉っぱに擬態するといいますか、
そういう風な色と模様をしたお魚であることがわかりますよね。
こちらの魚の名前は「マツダイ」
成長するとヨロイのように頑丈なウロコを持つ、
古代魚のような見た目になるのですが、
幼魚時代はこんな感じなんですよね。
他にも桟橋付近を歩いていると、
水面でくるくる旋回している魚がいたりして、
つかまえてみたくなったりもするのですが、
種類によっては危険な魚である場合もあるので注意が必要。
ちなみにこちらは毒針3本を隠し持つ「ゴンズイ」
素手で触ってはいけない存在なんですよね。



農林水産業 ブログランキングへ

というわけで、今期から始まる牡蠣の試験養殖。
カゴに入れていくのはコチラ。
まだまだ小さい子供サイズの牡蠣。
こちらは3倍体マガキと呼ばれるモノらしいのですが、
それがどういったモノであるのかについては、
詳しくないので説明を省かせていただいて、
とりあえずは試験養殖場となる安戸池に浮かべた、
専用のカゴの中に入れていくわけなんですね。
報道の方々も到着したようですので、
じっくりと撮影していただきながら稚貝投入。

用意した稚貝をすべてカゴの中に入れていきまして、
あとはキッチリとフタを閉める。
そんでもって、パカパカとカゴを裏返し、
中の貝が海水に浸かった状態になれば、
とりあえず作業は終了となるわけです。
あとは、いろいろと手間をかけて、
日々さまざまな作業をしながら、
牡蠣の成長を見守っていくことになるみたいなんですよね。



農林水産業 ブログランキングへ

牡蠣養殖用のカゴを積んだまま船は出発。
安戸池の中ですから、
「沖へ」という表現が正解かどうかは分からないのですが、
船は陸を離れ対岸近くに向かってまいります。
別の船でやってくる取材の方々が到着するまでに、
事前に設置したおいたフロートから伸びるロープに、
カゴを次々と繋いでいくのが、
我々に課せられたとりあえずの仕事。
あとから別の船でやってくる、
報道関係の方々が到着するまでに、
カゴの設置を終えまして、
中にこれから育てていく牡蠣の稚貝を入れる、
その様子を取材撮影していただく、
そういう予定になっているんですよね。


農林水産業 ブログランキングへ

さてさて、安戸池といいますと「牡蠣」
今期、ハマチ養殖発祥のこの場所でですね、
「三倍体マガキ」なるものの、
試験養殖が始まろうとしているんですよね。
で、大勢お集まりくださいましたのが、
報道関係の方々でありまして、
これから始まるのが稚貝のカゴ入れ。
正式な作業名は分かりませんが、
とにかくカゴを安戸池に浮かべ、
その中に成長前の小さな牡蠣を入れていくわけなんですね。

作業の前に報道の皆様に、ご挨拶&ご説明。
引田漁業協同組合の参事ということで、
販売部Kさんも紹介されまして、
照れ笑いを浮かべたりしておりますが、
作業が始まると真剣そのもの。
牡蠣養殖用に組み立てたカゴを、
陸から運んで船へと積み込み、
さらに隣の船へと積み込む。
準備は順調に進んでいるようでございます。


農林水産業 ブログランキングへ

香川県東かがわ市引田にございます「安戸池」
ハマチ養殖発祥の地でもあるこの場所に、
放流魚の海釣り体験ができる釣り場、
「フィッシュフック」があるんですよね。
そして「フィッシュフック」といえば、
広大な「安戸池」全体に放流された、
ハマチ、タイなどの大物狙いが魅力の、
どちらかというと上級者向けの釣り場、
というイメージがあったのですが、
この度ですね、
幅広い層の方々にもっとお手軽にお楽しみいただけるようにと、
新たな「釣りコーナー」が設置されるみたいなんですよね。

桟橋に入ってすぐの右側に四角く組まれたイカダがそれ。
この中は網で仕切られておりまして、
そこにハマチやタイやシマアジなどを放流する予定なのだそう。
つまり、これまで通りの安戸池全体を対象とした「釣り」と並行して、
今度はイカダの網の中だけを対象とした、
いわば魚の密度の濃い、
新たな釣りコーナーが新設されるというわけなんですね。
新コーナーについては新たに料金が設定され予約も必要になる感じ。
オープンは令和5年10月5日を予定しているそうですので、
気になった方はコチラまでお問い合わせください。
↓↓↓
【フィッシュフック】


農林水産業 ブログランキングへ

タチウオの塩焼き。
スダチとかあればもう最高。
小さな骨に気を付けながら、
ちまちまと食べ進めると、
コレはコレでとんでもなく美味しいんですよね。
シンプルな塩味に、
スダチの香りとさわやかな酸味。
タチウオのしっとり食感もいい。
もごもごもごもご。

メチャクチャ美味しい。

ぶつ切りにして塩をふって焼くだけだから料理も簡単。
ぜひ、ご家庭でも食べてみてくださいね。


農林水産業 ブログランキングへ

というわけで完成。
こちらがA料理長の代表作でもあり、
ワタクシが愛してやまないタチウオ料理、
「ローリングスペシャル」でございます。
表面はサクッサクのパリッパリ。
で、噛めば中身はふわっとやわらか。
パリッとふわっと。
この食感を楽しみながら食べ進めてまいりますと、
もう止まらなくなるんですよねホント。

メチャクチャに美味しい。

甘辛味もいい。
七味唐辛子なんかも合いそう。

ちなみに、ご家庭でタレを作るのが面倒な場合はですね、
冷蔵庫の中を探して「豚丼のたれ」みたいなのがあれば、
それを使ってもOKなんですよね。

機会があればぜひ作ってみていただきたいと思います。



農林水産業 ブログランキングへ