
というわけで、謎のお魚の正体ですが、
コレって・・・・アレですよねぇ。

顔の形状こそ違いますが、
体形、体色、目の感じ、
そして下あごの感じで分かりますよね。

そう、こう見えて「ハモ」なんです。
ちなみに通常はこんな感じ。 → 【ハモ】
そして、コチラのハモは、
先天的なものか、後天的なものか分かりませんが、
なんらかの事情で上顎がなくなっているんですよね。

ただ、どちらにせよ目立った傷口がないことから、
長い期間この状態で生きてきたことは明らかなんですよね。


ハモの一番の武器といえば鋭くて強靭なキバ。

それを使って小魚などの獲物を捕らえるわけですが、
上顎がないということは、
嚙み合わせることができないわけで、
獲物を捕らえるのが非常に困難なことになるハズ。

なのに、この下顎だけのハモは、
極端に痩せてもいないし、むしろ大きく成長している。

ということは、充分にエサを食べていることになるわけで、
どうやって獲物を捕らえていたのか、
噛みつきもせず、丸のみだけでやってこれたのか、
そのあたりよく分かりませんが、
その「生きる力」には驚かされるばかりでございます。



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