引田漁業協同組合が全力でお届けしています。
カエルアンコウ海へ
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歩くお魚「カエルアンコウ」

うちに来てから約一か月。

これまで仲良くやってきたつもりですが、

どういうわけか最近性格が荒っぽくなってきて、

水槽の中で大暴れすることが増えてまいりました。

そのさい水槽の壁に何度も激突し、

アゴのトコロを負傷いたしまして、

ちょっとはおとなしくなるかと思えば、

さらに暴れ泳ぎを繰り返し、

負傷個所の傷口をどんどんと広げていく事態に。

このままじゃ衰弱していくだけと確信するに至り、

ついにワタクシ、カエルアンコウとの別れを決意いたしました。

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水槽の中から網でそっとすくいあげ、

ビニール袋の中に入れてやる。

そのまま車に乗り込み、夜の海へ。

ザボン、ザボン。

タイミングが悪く、

予想外に大荒れの日ではございましたが、

ここまできたからには逃がしてやらねばと、

荒波の中へポチャンと帰す。

これでよしと。

もうぶつかる壁もなくなったし、

大海原で好きなように泳いだり歩いたりして、

元気に生きていってほしい。

そう願ってのお別れでございます。

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隣のほうが緊急事態
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ミノカサゴの水槽の掃除係として入れたナナトゲコブシ。

試しに入れた「むきエビ」にもすぐさま喰い付くし、

ミノカサゴの「食べ残しエサ」の処理係として活躍してくれそう。

そう思い喜んでおりましたところ、緊急事態発生。

バシャバシャバシャバシャ。

隣の水槽で「カエルアンコウ」が大暴れ。

これまで、水槽の底でじっとしていることが多かったのですが、

どういうわけか、

数日前から急に暴れ泳ぎをするようになったんですよね。

で、勢いよく泳ぎすぎて、

水槽の壁にゴツンゴツンと衝突したりして。

大丈夫かなぁ?

心配になってよく見てみると、

度重なる衝突の影響で、アゴのトコロをケガしてる。

腫れっぽくなっていて、

皮膚も破れて小さな穴が開いているような感じ。

これはヤバいなと思っていると、

再びバシャバシャバシャバシャ、ゴン。

大暴れからの壁衝突。

さらに、一呼吸おいて大暴れ。

水面まで浮き上がり、

勢いよく暴れ泳ぎをしたあと壁にゴツン。

・・・・・・・。

この状態が続けば命にかかわる事態になる予感。

そこで、よーく考えた結果、

まだ今なら大丈夫。

なんとか元気なうちに、

カエルアンコウを海へ逃がしてやろう。

そう決めたわけでございます。

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ナナトゲコブシとミノカサゴ
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自宅で飼うミノカサゴの水槽の掃除係として、

採用することに決めたのはこちらのカニさん。

「ナナトゲコブシ」

動きもゆっくりタイプだし、

非力だからまったく反撃してこないし、

なかなかにかわいいカニさんなんですよね。

これを市場で5~6匹捕まえまして、

さらに別の種類の小ガニも2匹、

ビニール袋に入れて、自宅へと持ち帰る。

それらをすべてミノカサゴの水槽へと入れてみますと、

おおッ。

カニ集団の突然の来訪に、

驚いたミノカサゴが水槽の端っこに避難する事態に。

それからしばらくは、

ミノカサゴの周囲をウロウロと移動しながら、

ハサミを振りかざしてみたりしていた小ガニ集団ではありますが、

そのうち、互いの力関係に気付き始めたのか、

もしくはミノカサゴの威圧感に気おされたのか、

ゆっくりと移動を開始しまして、

水槽の中の唯一の安全地帯であります、

ブクブクエアー濾過装置の陰に次から次へと避難行動。

その結果、装置の裏には、

密集したカニたちが折り重なるようにして、

身をひそめる状態となったわけでございます。

ためしに、むきエビをポイッと放り込んでみると、

ミノカサゴはやっぱり興味をしめさず、

完全に無視を決め込むわけですが、

一方、ナナトゲコブシは、

せっかく隠れた装置の裏から出てきてまでも、

すぐさまそれに食らいつく。

よし。

この食欲ならいける。

とりあえず、当初の目的である、

食べ残しエサの処理係としては使えそうな感じでございます。

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ナナトゲコブシの利用法
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こちらのカニは「ナナトゲコブシ」

この角度だとよく見えませんが、

体に七つのトゲを持っております。

ハサミは細くて力も弱いため、

はさまれる恐れもございませんし、

もしはさまれても全然痛くないんですよね。

こんな感じのカニさんですので、

食用にはいたしませんが、

エビに紛れたり、小魚に紛れたりして、

毎日のように市場で見ることができます。

そうした「紛れモノ」的な存在なので基本価値ナシ。

朝のセリに並べられたセイロ箱の中で見つかれば、

ポイッポイッと捨てられる運命。

で、ワタクシ思いついたのですが、

自宅で飼ってる「ミノカサゴ」の掃除当番として、

このナナトゲコブシを利用できるんじゃないかなぁ。

つまりはこういうこと。

今はミノカサゴに「生きたメダカ」を与えているんだけど、

いつまでも活き餌を用意できるわけじゃない。

近いうちに「冷凍エビ」とか、

そういった生きていない餌に慣らしていかなきゃいけない。

そのさい、食べ残しのエサが水槽の底に残ることになりますよね。

そしてそれは水の汚れに繋がってまいりますので、

そこでナナトゲコブシが役立つ気がするんです。

同じ水槽に入れておけば、

食べ残しのエサを食べてくれたりするんじゃないかなぁ。

そしたら、水の汚れも心配しなくてすむんじゃないかなぁ。

よし、決めた。

ナナトゲコブシを何匹か集めて、

ミノカサゴの水槽の中に入れてみよっと。

てのひらのナナトゲコブシも、

「まかせろ!」

とばかりに頼もしいポーズで応えてくれるし、

試してみる価値はありそうですよ。

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ガザミのハサミのはえ方を
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巨大なハサミを持つガザミですが、

何らかのアクシデントで腕が取れちゃったりする場合があるんです。

そして今回、専務が見つけてきてくれたのがコチラ。

なんと、このガザミ、

取れた腕のところから、

ちょうど新たな腕がはえてきているところなんです。

触ってみるとプニプニとやわらかい、

この小さな腕の部分をですね、

じっと観察しておりますとアレ?

アレレレレ?

ハサミの部分がくっついてる。

折りたたんだ状態で腕がくっついている。

そしてさらに、

ハサミの先端が根元部分でくっついているんです。

ということはですよ、

ガザミの腕のはえ方というのは、

こんな感じである程度まで折りたたんだ状態で成長し、

そしてある時期になって初めて、腕を広げることができる、

そういう仕組みになっていることが分かるわけですね。

ま、それが分かったからといって、

どうってことはないんですけどね。

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新たなハサミ
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さてさて、前回はアレですよね。

ガザミの立派なハサミについてご紹介させていただきましたよね。

そう、ガザミのハサミは大きくてスゴイの。

そして今回、専務が見つけてきてくれたガザミがコチラ。

水槽のカゴの中に入っておりますが、

それでも分かりますよね。

あの立派なハサミが見えないでしょ。

そう、腕の部分が取れちゃってるんです。

ま、市場にくるまでに、

何らかのアクシデント等で、

ハサミが腕ごと取れちゃうなんてのはよくあること。

しかし、このガザミはちょっと違うんですよね。

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水中に手を入れてホイッと。

通常ならばゴムでハサミをきつく縛っておくのですが、

腕の部分が取れちゃってるから、ゴムも縛りも必要なし。

そのまま素手でも安心してつかめます。

大げさにバタバタと暴れるこちらのガザミをですね、

ホイッ。

くるりと回転させてみますとホラ。

見えますか?

腕の部分。

そうなんです。

小さいのが見えるでしょ。

今まさに、新しい腕が、ハサミが、

はえてきているトコロなんです。

ワー!ワー!ワー!ワー!

というわけで、この新たなハサミについて、

ちょっとだけ詳しく見てまいりたいと思います。

続く。

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ガザミのハサミ
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今回はガザミのハサミについて。

一般的にワタリガニと呼ばれている、

こちらのカニさんの本当の名は「ガザミ」

そしてガザミのハサミといいますと、

こんなふうに、大きくて力強い感じなんですよね。

またパワーもすごくて、

ちょいとはさまれただけで、

涙が出るほど痛く、

普通に流血したりもいたします(経験あり)。

したがいまして、

ハサミをそのままにしておくと、

市場での取り扱いのさいに、

みんな大ケガをすることになりますので、

そうならないようゴムできつく縛って、

ハサミの自由を奪うわけ。

こうしておけば、安心して触ることができますよね。

くるりとガザミを回して、

お腹側からご覧いただくとこんな感じ。

ホラね。

立派なハサミを持っているでしょ。

というわけで、

ガザミのハサミの立派さを知っていただいたところで、

次回、専務が見つけてきてくれた、

ちょっと珍しいガザミを紹介したいと思います。

続く。

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そしてウミガメ
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ロンちゃんとの散歩の際に、

波打ち際に打ち上げられたウミガメらしきものを見た、

というA料理長からの情報をもとに、

こうしてやってまいりました。

こちらは引田にございます田の浦の海岸でございます。

あ、ちなみにロンちゃんとはワンちゃんの名前ですね。

ザッシュ、ザッシュと砂浜を歩き、

教えられた通り波打ち際に近づいてまいりますと、

隆起した砂浜の向こうに、

どうやら、それらしきものが見えてまいりました。

それが生きているウミガメであれば、

撮影して紹介させていただくこともできるのですが、

A料理長の言うように、

それが「ウミガメの死骸」であった場合、

さすがにそれを紹介するというのもどうかと思うし、

そうなると、わざわざここまできた意味もなくなるわけなんですよね。

ザッシュ、ザッシュ。

さらに歩いて距離を縮める。

目的地到着。

ターゲット確認。

完全に死骸。

まさに200キロはあろうかという巨大なウミガメの死骸。

カタチはそのままの状態を保っているものの、

全体に白っぽくなって、

荒れ気味の波にいいように揺さぶられている。

その様子をしばらく眺めておりますと、

なんだか気分が悪くなってまいりまして・・・・・。

一応、報告をと、

A料理長に電話をかけてみるものの、

呼出音が続くばかりでまったく出やしない。

やっぱり来た意味なかったなぁ。

あんな死骸、ブログで紹介できないもんなぁ。

完全に時間の無駄だったなぁ。

まだ、仕事が残ってるのになぁ。

そんなことを考えながら、

来た道をとぼとぼと帰る夕暮れどきでございます。

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やむなく現地へ
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こちらは田の浦の海岸。

そう、A料理長がロンちゃんの散歩に行ったという、その場所。

ちなみに、ロンちゃんとはワンちゃんの名前ですね。

あのあと、A料理長からの電話は続きまして、

波打ち際に打ち上げられた何か巨大なモノを見たこと、

そこまでは距離があるためハッキリとは分からなかったが、

どうもウミガメのような気がすること、

近くまで見に行くと砂浜でロンちゃんが汚れるからやめたこと、

もしそれがウミガメの死骸であるならば、

どこに連絡すれば回収してもらえるだろうかということ、

そして、結局はその正体を確かめられなかったので、

できれば、見に行ってほしい、

ということを延々と聞かされるハメに・・・・・・。

「せっかくやし、行ってみたら?」

あのー、ちょっとまだ仕事が残ってまして。

「ウミガメの死骸やと思う」

は、はい。

「写真に撮ってブログに使ったら?」

死骸の写真はちょっとさすがに。

「でも、大きかったよ」

いや、大きさの問題じゃないんですよね。

「200キロはあったよ、200キロ」

に、200キロ。

「200キロはあった、デカかった」

でも、結局は死骸なんですよね。

「写真撮ったほうがええと思うけどなぁ」

そんなやりとりが続きまして、

結局最後はいつものように、

押し切られるカタチとなりまして・・・。

やりかけの仕事を中断してまで、

見に行く価値があるとは思えなかったのですが、

とりあえずは、

こうして現地へとやってきたわけでございます。

時間の無駄にならなければいいんだけどなぁ。

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ロンちゃんの散歩
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夕方、たまりにたまった仕事を、

せっせせっせと片付けておりましたところ、

定時に帰宅されたA料理長より緊急の電話が入る。

「まだ仕事しよる?」

は、はい、もう少しかかりそうです。

「あの、さっきワンちゃんの散歩行って来たんやけど」

はあ、ワンちゃんの・・・。

「ロンちゃんな」

ロンちゃん?

「ラリルレロのロな」

は、はい。

「ワンちゃんの名前がロンちゃんな」

は、はあ。

「風が涼しかって足が進んでな」

は、はい。

「田の浦の方まで行ってきたんやけど」

はい。

「波打ち際になんか大きいもんがおるんや」

ほ、ほう。

「打ち上げられとる感じ」

はいはい。

「何かなぁ思て、見に行こうかと思たんやけど」

はい。

「砂浜でワンちゃんが泥だらけになったらいかんやろ」

は、はあ。

「ロンちゃんが汚れたら」

そ、そうですね。

「ロンちゃんがドロドロになったら」

あのー、すみません。

「ワンちゃんの名前がロンちゃんな」

この電話、もしかして長くなりそうな感じですか?

「ワンちゃんがロンちゃん」

なりそうな感じですね。


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